石川31号【イシカワ31ゴウ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8629号 |
登録年月日 | 2001年 2月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 石川31号 よみ:イシカワ31ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 2月 11日 | |
品種登録者の名称 | 石川県 | |
品種登録者の住所 | 石川県金沢市広坂2丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 黒田晃、中村啓二、吉秋斎、小牧正子、松本範裕、橋本良一、荒川和夫、松村洋一、中谷治夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「能登ひかり」に「予203(後の「石川19号」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(石川県金沢市)における成熟期は極早生、稈長はやや長、穂長及び耐倒伏性は中の水稲・粳種である。草型は偏穂数型、稈長はやや長、細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立である。穂長は中、穂数はやや多、粒着密度はやや疎である。穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄である。芒の有無と多少は少、芒長は短、玄米の形、大小及び色沢は中、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は極早生、障害型耐冷性は中、穂発芽性はやや易、耐倒伏性は中、脱粒性は難、収量はやや少、いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-z、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性は中である。「加賀ひかり」と比較して、草型が偏穂数型であること、成熟期が早いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-zであること等で、「ホウネンワセ」と比較して、ふ先色が黄白-黄であること、精玄米千粒重が大きいこと、成熟期が早いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-zであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に石川県農業総合試験場(金沢市)において、「能登ひかり」に「予203(後の「石川19号」)」を交配し、系統育種法により選抜、以後、固定をはかりながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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