expect
「expect」とは、英語で「予期する、期待する、~しようと思っている」という意味をもつ表現である。何かが起こるという確信を持ち、それが起こることを待っている、というニュアンスのある表現である。基本的に他動詞として用いられる。
通俗的な文脈では「expect」が「妊娠している(出産予定である)」という意味で用いられることもある。この場合は自動詞として扱われる。
「expect」の発音は /ɪkspékt/ または /ekspékt/ である。それぞれカタカナ表記の「イクスペクト」と「エクスペクト」に近い。音節は「ex・pect」と2つに分かれ、アクセントは後方の「pect」部分に置かれる。
「expect」はラテン語に由来する言葉であり、「ex(外)+ spectare (見る・見守る)」 という構成の表現である。語源のニュアンスは日本語の「展望」に近いものがある。
「expect」や「エクスペクト」の語を含む表現や言い回し
アイムエクスペクト(I expect ~/ I'm expecting.)
「I expect that.」は、「私はそれを期待している」という意味の英語表現である。expect は他動詞であり「that」が目的語である。この「that」は「to+動詞」などに置き換えられる。
「I'm expecting.」は「私は妊娠している」という意味合いの俗な表現である。この ecpect は自動詞として扱われている。
「エクスペクト・パトローナム」の意味
「エクスペクト・パトローナム」は、J・K・ローリング原作のファンタジー作品「ハリー・ポッター」シリーズに登場する呪文である。自らの守護霊を呼び出す防御魔法とされる。「エクスペクト・パトローナム(expecto patronum)」という呪言は、英語ではなくラテン語の表現である。「expecto」は英語の「expect」に、「patronum」は英語の「patron(パトロン)」にあたる語である。
つまり「エクスペクト・パトローナム」という呪文の意味は「私は守護霊を待ち望んでいる(=守護霊よ来たれ)」といった趣旨になる。
「銀魂」EDの「エクスペクト」
「銀魂」エンディングテーマの「エクスペクト」は、「PAGE(ペイジ / ヒイラギペイジ)」が2013年に発表した曲のタイトルである。セカンドシングルとしてリリースされた。リリース当時PAGEは弱冠17歳であった。エギの「エクスペクト」
エギングにおける「エクスペクト」は、釣具メーカー「クロノ / カンジインターナショナル」が販売する「プロスペック」シリーズのエギ(餌木)のうち、スローフォールに特化したシリーズの名称である。プロスペックのスタンダードモデルの完成度を維持しつつ、エギがゆっくり沈降する設計を加味することで、イカの食いつきやすさを向上させている。「エヴリシング・ユーヴ・カム・トゥ・エクスペクト」
「エヴリシング・ユーヴ・カム・トゥ・エクスペクト(Everything You've Come to Expect)」は、「The Last Shadow Puppets」が2016年にリリースしたセカンドシングルの曲名、および、同年にリリースされたセカンドアルバムのタイトルである。「エヴリシング・ユーヴ・カム・トゥ・エクスペクト(Everything You've Come to Expect)」を直訳すれば「君が期待していたあらゆること」のような意味である。
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