イギリスでの法的地位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 17:20 UTC 版)
「ナチスプロイテーション」の記事における「イギリスでの法的地位」の解説
1980年代初頭、ナチスプロイテーション映画がイギリスの市場に登場し、VHSホームビデオの普及によって人気を博した。主だったハリウッド・スタジオが新しいフォーマットに対応していなかったため、棚をテープで埋めるために小規模な国内企業に頼っていた。イングランドの中小企業「GO Video」が、イタリア映画『ナチ第三帝国/残酷女収容所(英語版)』の権利を購入した。同社はマーケティングキャンペーンとして、カギ十字型に足首と手首から吊り下げられた裸の女性と背景に浮かぶ親衛隊司令官を描写したフルページ広告を掲載した。ビデオレンタル店で映画の広告は抗議の的になり、抗議者は店でピケを張り映画の発売禁止を請願した。1984年のビデオ録画法(英語版)施行後、(「ナチスの暴力的ビデオ」という注意喚起ラベルが付いた)ほとんどのナチスプロイテーション映画は全英映像等級審査機構から分類を拒否された。以下のナチスプロイテーション映画は棚から取り除かれた。 『ナチ第三帝国/残酷女収容所(英語版)』 『女囚ファイル・獣人地獄!ナチ女収容所(英語版)』 『ゲシュタポナチ収容所(英語版)』 『ラブ・キャンプ7(英語版)』 『悪魔のホロコースト(英語版)』 後に、上記の映画のうち『ナチ第三帝国/残酷女収容所(英語版)』のみがイギリスで鑑賞可能になった。
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