アーレンスマイヤ家の人々、及び関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:40 UTC 版)
「オルフェウスの窓」の記事における「アーレンスマイヤ家の人々、及び関係者」の解説
マリア・バルバラ・フォン・アーレンスマイヤ アーレンスマイヤ家の長女、ユリウスの姉。 父親が病に倒れた後、事実上の当主として家を切り盛りする。初めはユリウスに対して辛くあたっていたが、次第に肉親としての愛に目覚める。かつてピアノを教わっていたヘルマン・ヴィルクリヒを慕っている。数々の不幸に見舞われながらも、気丈にアーレンスマイヤ家を守り続ける。第2部、第4部でも登場。 レナーテ・フォン・アーレンスマイヤ ユリウスの母(1870年生まれ)。 アーレンスマイヤ家の当主であるアルフレートの愛人にされたが、ユリウスを妊娠中に捨てられた。野心からユリウスを男の子として育て、跡を継がせようとする。「オルフェウスの窓」でヘルマン・ヴィルクリヒに出会い、恋に落ちた過去を持つ。 アネロッテ・フォン・アーレンスマイヤ アーレンスマイヤ家の次女、ユリウスの姉。 端麗な容姿を誇り、男性関係も奔放。一族の財産に異常なまでの執着を示す。打算的で自己中心的な性格。自らを慕う召使のヤーコプを使って、陰謀を巡らす。マリア・バルバラやユリウスとまったく似ておらず、それを指摘されると異常なまでに怒る。謎の多い人物。 ゲルトルート・プランク アーレンスマイヤ家の召使い。 生まれてすぐにアーレンスマイヤ家の前に捨てられていたところを拾われた。そばかすがコンプレックス。ユリウスを女と知らず淡い恋心を抱く。フリデリーケと親しくなるが、アネロッテがため不幸な最期を遂げる。幸薄い少女であった。 ヤーコプ・シュネバーディンゲン アーレンスマイヤ家の召使いで御者(1869年生まれ)。 その立場と相俟って、マゾヒズム的感覚でアネロッテを愛しており、彼女の指示のもと働いている。 ゲルハルト・ヤーン ユリウスの主治医と称している人物であるが、実はモグリ(無免許)の偽医者。 レナーテが妊娠した際に頼った人物であり、ユリウスの性別偽装に加担。そのことをネタとしてユリウス母子をゆすりつつ、主治医と称してアーレンスマイヤ家に住み込む。
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