数々の不幸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 17:42 UTC 版)
しかしカドモスの娘たちやその孫たちを多くの不幸が襲い、カドモスは深く悲しんだ。娘のセメレーはゼウスの子ディオニューソスを身ごもったためにヘーラーの怒りを買った。セメレーはヘーラーの策略でゼウスの本当の姿を見たいと望んだが、それを見たセメレーは落雷の炎で絶命した。ディオニューソスを預けられたイーノーもまたヘーラーの怒りによって気が狂い、わが子を殺して海に身を投げた。アウトノエーとアリスタイオスの子アクタイオーンはうっかりアルテミスの水浴姿を見てしまい、アルテミスの呪いで殺された。さらにアガウエーとスパルトイの1人エキーオーンの息子ペンテウスはテーバイの王位を継いだが、ディオニューソスによって狂気にされた母アガウエーや叔母たちに殺されてしまった。
※この「数々の不幸」の解説は、「カドモス」の解説の一部です。
「数々の不幸」を含む「カドモス」の記事については、「カドモス」の概要を参照ください。
- 数々の不幸のページへのリンク