アルゼグループ時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 01:14 UTC 版)
2000年には親会社SNKが経営不振に陥り、アルゼに買収される。これによりサクノスもアルゼ傘下へ移り、パブリッシャーもアルゼとなる。 2001年にPlayStation 2用RPG『シャドウハーツ』を開発。新作チームの監督には前アートディレクターの町田松三が起用され、『クーデルカ』の世界観を汲みつつ、舞台のスケールアップやコメディも盛り込んだ「王道RPG」を目指す動きが取られた。弱点とされたゲームデザインではアルゼのパチスロに着想を得た目押しの「ジャッジメントリング」や「フュージョンモンスター」などの新システムも採用される。同年にSNKが倒産するが、コンシューマーゲーム事業はチームごとアルゼグループのノーチラス株式会社へ移籍・再編し引き継がれた。 2004年、ノーチラスとしてシャドウハーツシリーズの続編『シャドウハーツII』(PlayStation 2)を開発。日本市場のみでも15万本を売り上げるヒット作となり、IGNでは2004年のPS2 Best RPGに賞された。 2005年には『シャドウハーツ・フロム・ザ・ニューワールド』(PlayStation 2)が開発されるが、同社から発表されるゲームはこれが最後となった。 ノーチラスは2007年にアルゼグローバルトレーディング株式会社へ改称した後、2009年2月にアルゼマーケティングジャパン株式会社へ吸収合併、同年6月にアルゼ株式会社へ吸収合併された。アルゼグループ内での関連動向としては、2009年にミズホからパチスロ台『シャドウハーツII』、アルゼメディアネット株式会社から携帯電話用パチスロアプリ『シャドウハーツII』(ハイグレードver / ライトver)、『スロット「シャドウハーツII」ダンジョンRPG』が発表されている。 元スタッフ達は、株式会社パオン(のちパオン・ディーピー)や株式会社フィールプラスへ移籍し、『影牢II -Dark illusion-』(2005年)や『ロストオデッセイ』(2007年)の開発に参加している。また、音響スタッフの一部は有限会社プロキオン・スタジオへ移籍している。
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