ベイヒバ
北米大陸のアラスカ州南東部からオレゴン州にわたって分布します。上述の属の名をみるとわかるように、ヒノキの同類です。日本のヒバはThujopsis 属に属していますので、ヒバの名を使っているのは、大変まぎらわしいことです。この名のおこりは、かつて輸入した木材の中に、日本のヒバによく似た木材があることを発見した人々が、米国から来たヒバに似た木材ということで、ベイヒバとしたといわれています。ヒバには、強烈などちらかといえばくさい臭いがあるので、同じような臭いのあるこの木材が輸入材のなかに混っていることには容易に気付いたことでしょう。ときどき、柱材に“アラスカヒノキ”という名が書かれているものがありますが、これは、多分米国産のスプルース類に日本でつけたもので、スプールス類は淡色で、ほとんど無臭ですのでベイヒバではないことは直ぐわかります。 ■木材 ■用途 |
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