アヌビアス属の種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/29 05:06 UTC 版)
アヌビアス・バルテリー・バー・バルテリー(英語版)Anubias barteri var. barteri。西アフリカ原産。一般に「アヌビアス・バルテリー」といえば、本種のことを指す。小判型で濃緑色の葉を持ち、アヌビアス・ナナを一回り大きくしたような外見をしている。 アヌビアス・ナナAnubias barteri var. nana。西アフリカ原産。分類的にはアヌビアス・バルテリーの矮小種とされる。「ナナ」とは「背の低い、小人」という意味のラテン語である。アヌビアスとしては、もっとも多く出回っているポピュラー種で、栽培されたものが多く出回っている。また、数多くのファームで栽培されているため、改良種も多い。代表的なものでは、斑入りやライムカラーといった、サトイモ科の観葉植物に多い色変わりや、「プッチ」という普通種より更に小さいものもある。水上栽培では、花をつけることもある。花は同じサトイモ科のカラーの花を小さくしたような外見をしている。 アヌビアス・バルテリー・バー・グラブラAnubias barteri var.glabra。西アフリカ原産。アヌビアス・バルテリーの変種。他のアヌビアスに比べると細長い葉を持つ。成長が遅い。斑入りも存在する。 アヌビアス・コーヒーフォリアAnubias barteri var. "coffeefolia"。アヌビアス・バルテリーの変種。コーヒーのようにシワの多い縮れた葉を持ち、新芽はコーヒーの色に似ているという改良種。水中育成より気中育成のほうが容易である。 アヌビアス・グラキリス(英語版)Anubias gracilis。西アフリカ原産。矢尻のような三角形の葉をつけるアヌビアス。水中栽培は難しいが、多湿な環境での水上栽培なら容易である。 アヌビアス・ヘテロフィラAnubias heterophylla。西アフリカ原産。濃緑色の舟型の葉を持つ。やや背が高くなるアヌビアスで20-30cmほどに成長するが、水中では小型化する傾向にある。 アヌビアス・ギガンティアAnubias gigantea。西アフリカ原産。大型のアヌビアスで水中葉では20cm前後、水上葉では80cm近くにまで成長する。葉の後ろから耳のような突起が出ていて、羽根のついたロケットのような葉をしている。 アヌビアス・ハスティフォリアAnubias hastifolia。西アフリカ原産。水中葉では数十センチ、水上葉では60cm近くなる大型種。葉の後ろから横に突き出た耳のような突起が特徴で、ギガンティアの葉が丸みを帯びたような葉を持つ。
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