アクティブマトリックス方式
別名:アクティブマトリックス,アクティブマトリクス,アクティブマトリクス方式
【英】active matrix
アクティブマトリックス方式とは、液晶や有機ELディスプレイなどの駆動方式の1つで、ディスプレイ上の各画素にアクティブ素子(スイッチング素子)を配置することで、選択した画素ごとに信号のオン、オフ制御を可能にする方式である。
アクティブ素子にはTFT(薄膜トランジスタ)などが用いられる。
ディスプレイの駆動方式にはこの他に、水平方向と垂直方向に信号線と走査線を張り、これらにタイミングを合わせながら電流を流すことで、その交点にある画素を点灯させる単純マトリックス(パッシブマトリックス)方式がある。
アクティブマトリックス方式は、単純マトリックス方式に比べて回路が複雑になり、コストが高くなるという弱点はあるが、コントラストが高く、応答速度が速いという利点がある。
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アクティブ・マトリクス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 09:26 UTC 版)
「有機エレクトロルミネッセンス」の記事における「アクティブ・マトリクス」の解説
パッシブ・マトリクス駆動の欠点は大型化でより深刻になるため、大型パネルにはアクティブ・マトリクス駆動が採用される傾向にある。しかし、同様の事情がある液晶ディスプレイより複雑な回路を組み込む必要がある場合が多い。液晶では、TFT型がアクティブ・マトリクスに対応する。 TFTにアモルファス・シリコンを使用すれば画素ごとのバラツキが少なくなるが、経年変化が大きくなる。低温多結晶シリコンを使用すれば、経年変化が小さくてすむかわりに画素ごとのバラツキが大きくなる。いずれのTFTにおいても画素ごとのバラツキを補正する回路を付加すればよいが、TFTが増えると量産がしやすいボトム・エミッション型(発光面がTFT回路面を通過することになる)のままでは開口率が低下するので、発光面が逆のトップ・エミッション型が検討される。
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