たんじゅんマトリクス‐ほうしき〔‐ハウシキ〕【単純マトリクス方式】
読み方:たんじゅんまとりくすほうしき
単純マトリックス方式
別名:単純マトリックス,単純マトリクス方式
【英】Passive Matrix
単純マトリックス方式とは、液晶ディスプレイの駆動方式のうち、液晶を挟んでいるガラス板上に格子状に電極を置き、電極に電圧をかけることで発光させる方式のことである。
単純マトリックス方式では縦、横の方向に多数の導線が張られており、それぞれ電圧をかけることで、導線の交差する部分の液晶が点灯するようになっている。構造が比較的単純であるため、安価に製造できるという特徴がある一方、複数の画素を同じ導線で制御するため、隣の画素に電圧の影響を与えるため、高コントラストを実現しにくい。
単純マトリックス方式が採用されたディスプレイの例としては、STN液晶、DSTN液晶などががある。
単純マトリックス方式に対して、画素ごとにスイッチング素子を配置することで表示を制御する方式は、アクティブマトリックス方式と呼ばれる。MIM液晶やTFT液晶などは、アクティブマトリックス方式が採用されている。
ディスプレイ: | ダウンスキャンコンバータ タッチスクリーン タッチパネル 単純マトリックス方式 デュアルディスプレイ 電子粉流体 電子ペーパー |
「単純マトリクス方式」の例文・使い方・用例・文例
- 単純マトリクス方式のディスプレイは、一般にアクティブマトリクス方式のディスプレイより性能が低い
- 単純マトリクス方式のページへのリンク