アガペー【アガペー】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第4880号 |
登録年月日 | 1996年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | アガペー よみ:アガペー | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 1月 22日 | |
品種登録者の名称 | 滝沢久、滝沢秀樹 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県深谷市大字櫛引51番地1、新潟県北魚沼郡堀之内町大字原459番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 滝沢久 滝沢秀樹 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,テッポウユリ「エラブの光」とスカシユリ「越の粧」の交配種にスカシユリ「越路紅」を交配し,胚培養によって育成されたものであり,花は中輪で濃ピンクの地色に暗赤の斑点のあるスカシユリ型の中生種である。 草丈は75~99cm,茎の直径は5.0~9.9mm,上部の色は緑,毛じは無,節間長は茎の中央部は5~9mm,止め葉下は60~79mmである。葉序は3/8,葉の全体の形は披針形,ねじれは無,長さは9~11cm,幅は20~29mm,覆輪は無である。つぼみの形はⅦ型,花の向きは15度未満,花房の形状は散形花序,花の全体の形はスカシユリ型,一重八重の別は一重である。花径は120~149mm,内花被の長さは13~17cm,幅は60~79mm,外花被の長さは12~15cm,幅は40~49mmである。花弁の色は基部,地色及び縁部は濃ピンク(JHS カラーチャート0405),中肋部は明橙(同1604),裏面は紫ピンク(同 0403)である。内花被一枚の斑点数は60~69,外花被一枚の斑点数は10~19,内花被の形はⅦ型,外花被の形はⅣ型,内花被先端の形状はⅢ型,反転の程度はⅨ型,外花被先端の形状はⅥ型,反転の程度はⅧ型である。やくの色は黄,花粉の色は黄褐,第1花梗の長さは90~119mm,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは15~29度,花の香りは弱,開花期は中である。 「ラリトプール」と比較して,花の向きが15度未満であること,花弁の地色が濃ピンクであること,内花被一枚の斑点の数が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年に出願者のほ場(新潟県北魚沼郡堀之内町)において,テッポウユリ「エラブの光」とスカシユリ「越の粧」の交配種にスカシユリ「越路紅」を交配し,胚培養によって育成され,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,63年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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