アイルランド以外を舞台とする作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 13:54 UTC 版)
「マーティン・マクドナー」の記事における「アイルランド以外を舞台とする作品」の解説
アイルランド以外を舞台に芝居としては初めて上演された『ピローマン』(2003年)は架空の全体主義国家を舞台にするもので、作家がグリム兄弟ふうの自作の短編の内容について尋問を受けるという内容である。1997年にゴールウェイでリーディング公演を実施した後、2003年にロイヤル・ナショナル・シアターで初演された。2004年にローレンス・オリヴィエ賞の新作演劇作品賞を受賞し、2005年のトニー賞でも演劇作品賞候補になった。 『スポケーンの左手』(2010年)はマクドナーがはじめてアメリカ合衆国を舞台に書いた芝居で、2010年3月にブロードウェイで初演された。主演のクリストファー・ウォーケンは、若い頃になくした手を25年にわたって探している男、カーマイケル演じてトニー賞演劇主演男優賞候補となった。2010年のドラマ・リーグ賞で優秀上演賞候補となった。 『ハングメン』(2015年)は、イングランドで2番目に腕利きの死刑執行人ハリー・ウェイドと1965年のイギリスにおける死刑廃止をめぐる物語である。2015年9月にロイヤル・コート劇場で初演された。2016年のローレンス・オリヴィエ賞では最優秀戯曲賞を受賞している。2016年にナショナル・シアター・ライヴにより中継され、2017年には日本語字幕つきで日本でも上映されている。 2018年10月より、ロンドンのブリッジ・シアターで新作A Very Very Very Dark Matterが上演された。ハンス・クリスチャン・アンデルセンがテーマの芝居で、マシュー・ダンスターが演出し、ジム・ブロードベントが主演した。
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