ラニーニャ現象(らにゃーにゃげんしょう)
ラニーニャ現象はスペイン語で「少女」という意味で、東部太平洋赤道域の北緯4度~南緯4度、西経150度西経90度の海域をエルニーニョ監視海域とし、この海域での水温が低い状態(平年の-0.5度以下)で6ヶ月以上続く場合をラニーニャ現象と定義しています。数年に一度、ペルー、エクアドル海岸から東太平洋の赤道域にかけて、貿易風が普段よりも強まり、強い湧昇により、東太平洋の海面の水温が平年よりも低くなることがあります。これは、エルニーニョ現象により、東方へ追いやられた温水が西方に戻るときに発生するとされています。統計によれば、ラニーニャ現象が起こると、梅雨入りと梅雨明けが早まり、秋から冬にかけて気温が低くなる傾向がでています。中国の干ばつ、バングラディッシュの大洪水などは、ラニーニャ現象により引き起こされたといわれています。ラニーニャ現象がおこると、偏西風が蛇行して猛暑、渇水、寒冬など日本の気象にも影響が出るといわれています。1973年にラニーニャ現象が起きたときは、北陸や東北地方で大雪に見舞われました。
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