やも
「うつせみの世—二行くなにすとか妹(いも)に逢はずて我(あ)がひとり寝む」〈万・七三三〉
「江林(えはやし)に伏せる猪(しし)—求むるに良き白たへの袖巻き上げて猪待つ我が背」〈万・一二九二〉
2 (文末用法)
㋐已然形に付いて、詠嘆を込めた反語の意を表す。…だろうか(いや、そうではない)。
「とこしへに君も逢へ—いさなとり海の浜藻の寄る時々を」〈允恭紀・歌謡〉
㋑已然形・終止形に付いて、詠嘆を込めた疑問の意を表す。…かまあ。→めやも
や‐も【八▽面/八▽方】
「やも」の例文・使い方・用例・文例
- いやもういい、どこか違う所に行こう。
- 私は教授です、いやもっと正確に言えば、助教授です。
- 妻が死んだ男の人は男やもめと呼ばれます。
- おやもう済んだの。
- 「あっぱれ!」天使はそういうと、稲妻が走るもやもやの煙の中へ消えていった。
- 何となくもやもやした気がする.
- 釣り[ゴルフ]やもめ 《夫が釣り[ゴルフ]に熱中しているために構ってもらえない妻》.
- 男やもめにうじがわく.
- おやもう 11 時だ.
- 女やもめに花が咲く.
- もっとビールをいかが.—いやもう結構.
- 自由はややもすると放縦になる.
- ややもすれば心がそらになって, 先生の言うことを聞き漏らした.
- 頭の中がもやもやしている.
- 君の考えはややもすると独断になりがちだ.
- 女やもめに花が咲く
- これは世界統一の初歩となるやも計り難し
- 暴風雨襲来するやもはかられず
- 男やもめに蛆がわく
品詞の分類
- >> 「やも」を含む用語の索引
- やものページへのリンク