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別府の地獄

名称: 別府の地獄
ふりがな べっぷのじごく
種別 名勝
種別2:
都道府県 大分県
市区町村 別府市大字鉄輪野田
管理団体
指定年月日 2009.07.23(平成21.07.23)
指定基準 名9
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 別府八湯(はっとう)」の一つである鉄輪(かんなわ)温泉区域には、高温多量の湯が独特の色彩形態の下に湧出する一群泉源存在し、「地獄」と呼ばれて親しまれてきた。その中で血の池地獄海地獄龍巻地獄白池地獄4つは、今日別府代表する地獄として有名である。
8世紀の『豊後(ぶんごの)国(くに)風土記(ふどき)』をはじめ、17世紀末期貝原益軒著した豊国(ほうこく)紀行(きこう)』、18世紀初頭寺島良安(てらじまりょうあん)が編纂した和漢(わかん)三才(さんざい)図会(ずえ)』には、真っ赤に染まる「血の池地獄」や青藍色(せいらんしょく)を呈する海地獄に関する記述見られる歌人与謝野晶子及び俳人高濱虚子が、それぞれ海地獄」及び「血の池地獄」の神秘的な色彩詠んだ作品残した
近代になると、従来地獄加えて新たな地獄掘削が行われ、大正12年(1923)には間欠泉である「龍巻地獄」が、昭和6年1931)には白濁した温泉水の「白池地獄」がそれぞれ誕生した。これらの一群泉源周遊する地獄めぐり」が始まり、やがて別府における景勝地遊覧の要として喧伝されようになった
これらの4つ地獄は、日本古来温泉地として名高い別府中でも、独特で多様な色彩形態の下に湧出する観賞上の価値名所的・学術的価値の高い泉源である。



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