普天間基地(ふてんまきち)
4年前の1996年、日本とアメリカとの間で普天間基地の返還が決まり、施設の移転先探しが始まった。しかし移転先とされた地域が基地受け入れを反対するなど、代替施設の移転先選びは難航した。
さて、沖縄県民を懐柔させる要因になったのは、サミット開催地が沖縄になったことだ、と言われる。実際、サミット会場地になった名護市は、昨年12月には基地受け入れを表明した。
基地移転については、政府は沖縄振興策や基地跡地利用などの支援策を出している。具体的には、
■10年間で1000億円の予算措置
■沖縄振興法の制定
■地主給付金の支給期間を延長
などである。これらによって地元沖縄県の理解・協力を得たい考えである。
普天間基地移転について、サミットが終わったこれから実際の交渉が本格化する。例えば、代替施設を海上へリポートにするかどうかとか、軍民共有空港のあり方とか、未解決の問題が山積している。
(2000.08.16更新)
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