基地移転
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 13:48 UTC 版)
2004年7月、米韓両国はワシントンの国防総省で開いた協議の結果、龍山基地を移転することで最終合意に至った。龍山基地と同基地の米軍将兵およそ8千人は、2008年までにソウルの80キロ南方の平沢市に新しく拡張された基地(ハンフリーズ基地)へ移転する。その後移転が延期され 、2016年移転予定とされた。 2017年7月12日、在韓米8軍司令部が平沢にて開館式を開き、本格的な在韓米軍基地の移転作業を開始した。2018年6月29日、在韓米軍司令部の平沢移転が完了し、73年の歴史に幕を下ろした。残る韓米連合軍司令部についても、当初は同じ龍山にある国防部庁舎そばの建物への移転が予定されていたが、2019年6月3日、米韓国防相会談で2021年末までにハンフリーズ基地に移転することが決まった。 2019年8月30日に開催された、韓国側の国家安全保障会議常任委員会では、改めて龍山をはじめとした米軍基地の早期返還や移転推進について議論が行われた。 ソウル特別市は、跡地を公園にする計画を明らかにしている。ただし完全移転後も、光化門の駐韓アメリカ合衆国大使館の移転予定地等、一部敷地は今後もアメリカ合衆国が継続して使用する予定となっている。
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