博多祇園山笠行事
名称: | 博多祇園山笠行事 |
ふりがな: | はかたぎおんやまがさぎょうじ |
種別1: | 風俗習慣 |
保護団体名: | 博多祇園山笠振興会 |
指定年月日: | 1979.02.03(昭和54.02.03) |
都道府県(列記): | 福岡 |
市区町村(列記): | 福岡市博多区 |
代表都道府県: | 福岡県 |
備考: | 7月1~15日 |
解説文: | 博多祇園山笠行事は承天寺開山の聖一国師(圓爾弁圓)が施餓鬼【せがき】棚に乗り、疫病退散を祈願したことに由来するという。櫛田神社の夏祭に奉納されるこの行事は、博多の呉服流【ながれ】・東町流・西町流・土居流・洲崎流・石堂流・魚ノ町流などの各流を基盤に継承され、現在にいたっている。 七月一日の辻祈祷にはじまり、各流(町内)ごとに山笠の飾り付けなどをなすとともに、神霊を山笠に移すオカミイレの儀礼をなし、八日または九日には神に供える汐井とりをし、十日には流舁【ながれか】き、十一日には朝山・他流舁きと続き、十二日には追山ならしと称して各山笠が櫛田入りを競う、さらに十三日・十四日の両日も流舁き・他流舁きと山笠舁きがなされた後、十五日には追山笠と称して早朝に各山笠の櫛田入りが競われる。往時は差山笠・堂山ともに高さ二十数尺の山笠をそのまま舁きまわっていたが、市街地化に伴って丈の高いものは舁くことができなくなり、飾り山笠として各町内に据えるものと、これと別に高さ九尺に制限した山笠を作って舁くように変化した。 山笠舁きは会所における協議にもとづき、大老・中老・若者中等の年齢階梯制に応じて役割を分担するほか、台あがり、棒さばきおよび舁き役は揃いのはっび・はちまき姿で、特に舁き役はタスキと呼ばれる繩を使って山笠舁きに臨むなど、その諸行事は勇壮豪快である。九州北部における神幸行事の一典型をなすものとして重要である。 |
祭礼(信仰): | 京都祇園祭の山鉾行事 佐原の山車行事 八戸三社大祭の山車行事 博多祇園山笠行事 古川祭の起し太鼓・屋台行事 唐津くんちの曳山行事 土崎神明社祭の曳山行事 |
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