二次炎上
別名:2次炎上
二次炎上とは、ウェブ上で多くのユーザーの反感を買い集中的に批判を浴びたり悪評がばらまかれたりする「炎上」騒動が起きた後、それに対する当事者の反応や対応がさらに不興を買い、さらなる炎上騒ぎに発展することである。
二次炎上は、火災の喩えでいえば「火消しの失敗」からの「延焼」に相当するといえる。第三者に飛び火する場合もある。典型的には、当事者が非を認めず逆に挑発的な言動で告発者を煽ったり、「不謹慎だ」という指摘に揶揄で返したり、「法的措置も辞さない」というような高圧的な構えで応戦したり、あるいは過去にも不適切な言動が見られたことが発覚したりして生じる。謝罪の声明も表現次第では二次炎上のきっかけとなり得る。
第一次の炎上は、初動が最適なら早期に沈静化し得る場合もある。二次炎上は基本的に不評のダメ押しであり、ブランドイメージが失墜するほどの騒ぎに至る可能性が高い。
二次炎上が起こる原因は「一般消費者の癇に障るか否か」という部分であり、不明瞭で捉えがたい。二次炎上を絶対に食い止める方法もない。炎上騒動と同様、従業員の企業の顧客対応やITリテラシーを向上させるといった基本的な研鑽を積む努力が第一の防止策といえる。
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