東南アジア
東南アジア(とうなんアジア)とは、アジア大陸の南東部に位置するインドシナ半島と、南東方に位置するマレー諸島からなる地域の総称のこと。
東南アジアという呼び名の由来は、1943年、第2次世界大戦時に英米連合国が、地理的な特徴を踏まえて名づけたことによるとされている。
東南アジアは、インドシナ半島やマレー半島、スンダ列島、フィリピン諸島など多くの島々から形成される。赤道がインドネシアのスマトラ島を通っており、大部分は熱帯。熱帯雨林気候で、1年を通して降水量が多い。インドシナ半島やマレー半島一帯は、夏と冬で吹く向きが逆になるモンスーン(季節風)の影響を受けることもある。
第2次世界大戦中、日本は東南アジア各地を占領したが、戦後これらの地域は植民地から独立国家となった。
1967年には、東南アジア地域の国々が加盟する地域協力機構「ASEAN(東南アジア諸国連合)」が設立された。原加盟国はタイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシアの5か国だったが、1984年にブルネイが加盟後、加盟国が順次増加し、現在は10か国で構成されている。2017年には設立50周年を迎えた。
東南アジアに住む人々を総称して「東南アジア人」と呼ぶことがある。
とうなん‐アジア【東南アジア】
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