ぢ に関わる諸事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 16:28 UTC 版)
一般的な「ぢ」と「じ」の使い分けについては、四つ仮名を参照。 痔を平仮名で「ぢ」と表記することがある。痔薬販売会社のヒサヤ大黒堂がシンボルマークを歴史的仮名遣いで「ぢ」としていることから広まったものである。ヒサヤ大黒堂のほか、痔治療薬「レンシン」(指定第2類医薬品)がこの文字を広告用のぼりなどで使用している。 「地面」や「地震」は歴史的仮名遣いでは「ぢ~」と書くが、これらの「ぢ」は「二語の連合によって生じている場合」に当たらないため現代仮名遣いでは「じ」と書くこととなった。 「ち」が濁音化し「ぢ」と表記される地名がある。小千谷(新潟県) → おぢや 三軒茶屋(東京都世田谷区) → さんげんぢゃや 朝鮮料理のチヂミ は、朝鮮語だが「ヂ」が使用される。同様に朝鮮語を日本語表記する場合には「ぢ」を使用することも多い。 漫画で時々、「○○ぢゃねーか!」といったセリフ表記がみられるが、この表記方法は歴史的仮名遣いでは正しいもので、実際に大正時代から太平洋戦争前の昭和期に発表された漫画や小説の中では、ごく普通に使われていた。 上述のように近代以降、外来語の表記として用いられたが、ベンジン(benzine)、ジャーナリズム(journalism)など、原語が/di/や/dʒi/と発音しない語であっても「ヂ」を当ててきた例もある。エステーから発売されているシミ取り剤に「アルプスベンヂン」がある 。また、大和薬品工業から発売されているシミ取り剤に「ダイワ Aベンヂン」がある。 雑誌「大映ヂャーナル」(戦後の映画雑誌)
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