その黎明とFMWの勃興
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 01:36 UTC 版)
「ハードコア・レスリング」の記事における「その黎明とFMWの勃興」の解説
流血や『過激さ』を伴うプロレスそれ自体は力道山やフレッド・ブラッシーらが活躍した時代から存在したものの、このスタイル―すなわちハードコア・レスリングがひとつの本格的なプロレス様式として初めてその地位を築いたのは、1990年代の日本においてであった。 1989年の日本に産声を上げたFMWは設立当初から、街頭の喧嘩の様な試合を柱としていた。 着想の拡大とともにしだいに過激さを増していったFMWは、有刺鉄線、爆薬(『電流爆破』)、更には『地雷』などを小道具に用いて派手な試合を見せつつ、大仁田厚の存在もあり、インディーズ界最大の団体と呼ばれるまでに成長した。 一般メディアへの登場も盛んに見せたFMWは、ハードコアのリングに女子レスラーらを放り込んだ最初の団体でもあった。この団体に所属していた工藤めぐみとコンバット豊田によるノーロープ有刺鉄線・電流爆破デスマッチを皮切りに続々と生まれた女子によるデスマッチの数々は、世界のハードコア・レスリングの歴史に大きくその名を留めている。
※この「その黎明とFMWの勃興」の解説は、「ハードコア・レスリング」の解説の一部です。
「その黎明とFMWの勃興」を含む「ハードコア・レスリング」の記事については、「ハードコア・レスリング」の概要を参照ください。
- その黎明とFMWの勃興のページへのリンク