その他海事用ビーコン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 23:04 UTC 版)
「緊急ロケータービーコン」の記事における「その他海事用ビーコン」の解説
AIS-SART AIS-SARTは自動船舶識別装置(AIS)技術を利用したSARTシステムとなる。受信機が設置された沿岸か機器が搭載された船舶が付近に居ることが条件であったが、信号を受信可能な衛星が配備されたことで洋上での使用も可能となった。 Elektronisches Notruf- und Ortungssystem(ENOS) ENOS(Electronic Rescue and Location System)はドイツで開発され、ダイビング船から離船したダイバー向けに設計された緊急通報機器。 JM-Safety 日清紡が開発した落水検知装置。落水を検知するとスマートフォンアプリを通じ緊急通報が表示される。 Maritime Survivor Locating Devices(MSLD) MSLDは2016年にアメリカなどで搭載が義務付けられた人命救助用送信機となり、人が船外に転落した場合などに使用され、121.500MHz(カナダ)156.525 MHz、156.750 MHz、156.800 MHz、156.850 MHz、161.975 MHz、162.025 MHzのいずれかで信号を送信することが可能である。 Search And Rescue Transponder(SART) 捜索救助用レーダートランスポンダはXバンドレーダーのみ反応し、捜索用レーダー画面上に12点のドット表示が行われる特殊な捜索用トランスポンダとなる。 Underwater locator beacon(ULB) 水中ロケータービーコンは航空機が水没した際に使用される水中ビーコン。飛行記録機器となるCVRやFDRなどに直接取り付けた状態で使用され、水没を感知すると自動で音波(Ping)の発信を開始する。 yobimori よびもりは福岡のnanoFreaksが開発した海事用ビーコン。漁師の転落事故の際に使用され、機器の緊急ボタンを押すことで携帯用アプリを通じ登録者全員に通知が行われる仕組みとなっている。開発者である千葉の祖父も漁師であったが、北海道羅臼沖で転落し行方不明になったことで開発が行われた。
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