その他の同軸ケーブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:58 UTC 版)
「同軸ケーブル」の記事における「その他の同軸ケーブル」の解説
3C-2VS、5C-2VS、1.5C-2VS:2Vケーブルとほぼ同じものだが芯線が単線ではなく多数の銅線のスクエア構造になっている。柔軟性が高く、屈曲の多い箇所の使用に使われる。移動仮設用(テレビ中継、イベント映像など)のケーブルとして優れている。 2.8C-HD、3C-HD、4C-HD、5CHD、6C-HD、7C-HD、8C-HD : 3G/HD-SDI伝送用ケーブル。7CではFBケーブルの1.3倍の伝送距離になる。絶縁体が3層構造となっている。価格はかなり高価である。 3C-FWS、4C-FWS、5C-FWS:FBケーブルでは仮設で使用する場合、外部のアルペットテープにダメージが発生し、減衰特性の劣化が発生する。それを改善したタイプケーブル。編組シールドが二重化してあるため、ケーブルストリッパーは使用不可。また、中心導体は可動用途に適した撚線導体を使うのが一般的。 JIS規格の型番付与規則(S-5C-FBの例)S-5C-FB-衛星放送対応 なし:地上波放送(770MHz以下)のみ対応 S:地上波・BS・CS放送(2.6GHz)対応 外部導体までの直径 4: 4mm(ケーブル外径6.0±0.5mm) 5: 5mm(ケーブル外径7.7±0.5mm) 7: 7mm(ケーブル外径10.2±0.5mm) 10: 10mm(ケーブル外径12.7±0.6mm) 特性インピーダンス C: 75Ω D: 50Ω 絶縁体 2: ポリエチレン F: 発泡ポリエチレン HF: 高発泡プラスチック 外部導体・シース V: 一重導体編組、ビニールシース W: 二重導体編組、ビニールシース T: 三重導体編組、ビニールシース B: アルミ箔付きプラスチックテープと導体編組、ビニールシース L: ラミネートシース 内部導体 なし・CS: 銅覆鋼線 S: 撚り線 ラミネートシースの支持形態 SSS: 巻付け自己支持形 SSF: ラッシング自己支持形 SSD: 8字自己支持形 ※目安としては、○C-2Vは地デジには適するが、BS・CS・4K放送・8K放送には不向き。○C-FV・S-○C-FVは地デジ・BS放送には適するが、CS・4K・8K放送には不向き。S-○C-FBは地デジ・BS・CS放送に適する。またFB(2.6GHz)以上は規定されていないため、製品によってはFBでも4K・8K放送(3.2GHz)にも対応している。 米国MIL規格の型番付与規則(RG-58A/Uの例)RG-58A/URadio Guide 形式番号(制定順) 付加記号(規格改定)なし: 初版 A: 改訂A版 B: 改訂B版 C: 改訂C版 用途U: 一般用途(Universal)
※この「その他の同軸ケーブル」の解説は、「同軸ケーブル」の解説の一部です。
「その他の同軸ケーブル」を含む「同軸ケーブル」の記事については、「同軸ケーブル」の概要を参照ください。
- その他の同軸ケーブルのページへのリンク