じれい

実用日本語表現辞典

事例

読み方：じれい

「事例（じれい）」とは、具体例として引き合いに出すことのできる実際にあった出来事のことである。基本的には「過去に実際にあった例」という意味で用いられる。

「事例」という言葉に何らかの特別な意味ニュアンスが込められることは稀であり、たいていの場合「先例」「実例」あるいは「例」と言い換えても十分に意味が通じる。とはいえ「導入事例」や「改善事例」のように定型的な表現として定着しており、「実例」や「例」などよりは「事例」の方が用いられる機会が多い。

「導入事例」は、企業が提供するサービスやソリューションを実際に顧客・利用者として導入し活用している先例、という意味合いである。利用者の感想を紹介し、導入のメリットや容易さをアピールする、といった趣旨で引き合いに出されることが多い。

「改善事例」は、ある種の課題や困難に対して実際に図られた改善策、改善の取り組みの具体例、という意味合いである。どのような状況においてどのような方法で改善を図り、結果どのように改善が実現されたか、を実例として紹介するものである。

「事例」の類義語
・例、実例、先例、具体例、具体的ケース、ケース

「事例」の熟語
・導入事例、改善事例、取組み事例 

（2019年8月5日更新）

デジタル大辞泉

じ‐れい【事例】

読み方：じれい

１ 前例となる事実。

２ 具体的な実例。ケース。「ある—を調査する」

じ‐れい【時令】

読み方：じれい

１ 一年中の行事。年中行事。

２ 時節。時候。

じ‐れい【辞令】

読み方：じれい

１ 官職・役職などの任免の際、その旨を書いて本人に渡す文書。「—が出る」

２ 人と応対するときの形式的な言葉やあいさつ。「外交—」

３ 文章上の言葉遣い。文章のあや。「—の妙を極める」

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

じれい

出典:『Wiktionary』 (2021/09/27 05:21 UTC 版)

同音異義語

じれい

• 【時令】：年中行事。
• 【事例】：前例となる事実。
• 【辞令】：言葉遣い。人事異動の内容を記した書面。