じゅう‐どう〔ジウダウ〕【柔道】
柔道(じゅうどう)(judo)
1964年から男子オリンピック、1992年から女子オリンピックに、種目としてそれぞれ採用されている。柔道は格闘技の一種だ。技をかけて「1本」とると勝ちだ。これを1本勝ちといい、その時点で試合が終了する。この技には「投げ技」「固め技」「押さえ込み技」がある。
「投げ技」で1本が決まるのは、投げた相手をほぼ仰向けに倒したとき。「固め技」が決まるのは、その技の効果が十分あらわれた場合、または相手が「まいった」の合図をした場合。「押さえ込み技」では、相手を30秒間押さえ込むと決まる。
柔道は柔術としての歴史があり、技を決めて一本とることを尊重する。しかし、制限時間内にどちらのサイドも技を決められないことがある。この場合、判定で勝負を決める。
この際の判断材料が、試合中に出される「技あり」「有効」「効果」の審判だ。技をかけたが、それが完全に決まらなかった場合に与えられる。これらは判定の際、プラスポイントとして加算される。技あり、有効、効果の順で得点が高くなる。
対して、判定の際にマイナスになるのが「警告」「注意」「指導」の審判だ。技を積極的にかけなかった場合などに出される。警告、注意、指導の順で、判定時に得点がマイナスされる。
判定では、これらのプラスポイント、マイナスポイントを総合評価して、最終的な勝敗を決める。
(2000.09.17更新)
じゅうどう
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