しゅうち

実用日本語表現辞典

周知

読み方：しゅうち

周知とは、ある情報が広く一般に知られている状態を指す言葉である。情報が周知の状態にあるとは、その情報が多数の人々によって認識され、理解されていることを意味する。周知の状態にある情報は、社会の一員として共有されるべき基本的な知識や、特定のコミュニティ内で共有される専門的な知識など、その範囲は広範である。

（2023年8月2日更新）

周知

読み方：しゅうち

周知とは、周知の意味

周知とは、広く知らせること、または、すでに広く知れ渡っていることを意味する言葉である。英語では、publicity、well-known などど表現する。

周知の「周」の字には「行き渡る」「行き届く」という意味合いがある。「用意周到」の「周」も周知と同じ字義と解釈される。

周知の語は名詞もしくは動詞として用いられる。動詞の用法ではもっぱら「知らせる」「知らしめる」という行いを指し、名詞の用法はどちらかといえば「知れ渡っている」という状況を指す場合が多い。多くの場合、「周知の事実」「周知させる」「周知を図る」「周知徹底」「周知が不十分」のような言い回しで用いられる。周知はやや文語的な表現である。

周知の類語

周知の類語には、伝達や啓蒙、報知、アナウンスなどの語が挙げられる。

周知の例文、使い方

• 今後の対応についてはホームページなどで周知いたしますので、今しばらくおまちください。
• 震災復興に向けた取組みを推進していただくよう、ご周知のほどよろしくお願い申し上げます。
• 私が乃木坂46のメンバーであることは、クラスの周知の事実だ。

（2020年11月11日更新）

デジタル大辞泉

しゅう‐ち〔シウ‐〕【周知】

読み方：しゅうち

［名］(スル)世間一般に広く知れ渡っていること。また、広く知らせること。「—の事実」「—の通り」「運動の趣旨を社会に—させる」

しゅう‐ち〔シウ‐〕【羞恥】

読み方：しゅうち

恥ずかしいと思うこと。恥じらい。「—を覚える」

しゅう‐ち【衆知／衆^×智】

読み方：しゅうち

多くの人々の知恵。衆人の知恵。「—を集める」

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

しゅうち

出典:『Wiktionary』 (2021/09/08 15:47 UTC 版)

同音異義語

しゅうち

• 【周知】：あることが世間一般に広く知られていること。あることを広く知らせること。
• 【羞恥】：恥ずかしく思うこと。