さんご‐しょう〔‐セウ〕【×珊×瑚礁】
珊瑚礁
サンゴ礁
サンゴ礁は固い石炭質の骨格をもつイシサンゴ類のうち造礁性のサンゴが長い年月をかけて積み重なり形成された生物地形のこと。大陸沿岸や陸島に沿って形成される陸棚礁と、広大な大洋に形成される大洋礁とに大きく分けられ、ほぼ北緯30度から南緯30度の熱帯~亜熱帯海域の浅い海で形成される。サンゴ礁は複雑で変化に富んだ地形を造ることから、その生物層も多様で、小さな魚類やエビ、カニから大型の回遊魚まで多様な生態系を支える基本となる。これは何かの原因で造礁サンゴが崩壊するとそこを棲み家にしていた魚たちがすぐに姿を消してしまうことからも、よくわかる。ダイバーはそのようなサンゴ礁を中心とした生態系を観察する機会に恵まれている。サンゴの恩恵を理解し、サンゴに直接的、また間接的な被害を及ぼさないように注意を払いたい。
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