こ‐ぎ・る【小切る】
こぎる
《品詞》動詞
《標準語》値切る
《用例》「これ、こぎって千円で買あてきたわい」(これを値切って千円で買ってきましたよ)。
《蛇足》そう言えば、むかし、東伯町釛(こがね)の郵便局の隣に、「こぎれや」っちゅう雑貨屋兼文房具屋があった。「こぎる」とは関係なさそうだけど。ごんべは、中学校(廃校になった聖郷中学校。なんと、グラウンドも体育館もなかった)の通学の帰り、文房具や竹ひごで作る模型飛行機などを買いによく寄ったものだ。
この中学の裏山に、統合された小学校の新校舎ができることになり、自衛隊が演習の一環として派遣されて来て、山を崩して整地を始めていた。残土は中学校側の斜面に無神経に落とされ、崩落防止対策は何も取られていなかったようだ。
ごんべの中学卒業式直後の春休み中、この土砂が折りからの集中豪雨で崩れ、中学校の倉庫と炊事場を押しつぶした。その日、ごんべの好きだった家庭科のM先生が日直勤務中で、その土砂に埋まって死んだ。彼女はまだ離乳していない赤ちゃんを連れて出勤していて、赤ちゃんだけを職員室に残し、自分は炊事場でミルクを作っていたらしい。その夕方、宿直交替のために出勤してきた某先生が、職員室で泣いている赤ちゃんを見つけて、大騒ぎになった。
その夜、雨中の救出活動の現場前の道を、父と通り過ぎた。
山(要害山?)の上の小学校は、老朽化したためかどうか、現在は空き家だそうだ。別の広い場所に、立派な新校舎が建っている。
《標準語》値切る
《用例》「これ、こぎって千円で買あてきたわい」(これを値切って千円で買ってきましたよ)。
《蛇足》そう言えば、むかし、東伯町釛(こがね)の郵便局の隣に、「こぎれや」っちゅう雑貨屋兼文房具屋があった。「こぎる」とは関係なさそうだけど。ごんべは、中学校(廃校になった聖郷中学校。なんと、グラウンドも体育館もなかった)の通学の帰り、文房具や竹ひごで作る模型飛行機などを買いによく寄ったものだ。
この中学の裏山に、統合された小学校の新校舎ができることになり、自衛隊が演習の一環として派遣されて来て、山を崩して整地を始めていた。残土は中学校側の斜面に無神経に落とされ、崩落防止対策は何も取られていなかったようだ。
ごんべの中学卒業式直後の春休み中、この土砂が折りからの集中豪雨で崩れ、中学校の倉庫と炊事場を押しつぶした。その日、ごんべの好きだった家庭科のM先生が日直勤務中で、その土砂に埋まって死んだ。彼女はまだ離乳していない赤ちゃんを連れて出勤していて、赤ちゃんだけを職員室に残し、自分は炊事場でミルクを作っていたらしい。その夕方、宿直交替のために出勤してきた某先生が、職員室で泣いている赤ちゃんを見つけて、大騒ぎになった。
その夜、雨中の救出活動の現場前の道を、父と通り過ぎた。
山(要害山?)の上の小学校は、老朽化したためかどうか、現在は空き家だそうだ。別の広い場所に、立派な新校舎が建っている。
- こぎるのページへのリンク