きん‐けん【勤倹】
きん‐けん【近県】
きん‐けん【金券】
きん‐けん【金権】
金券(きんけん)
読み方:きんけん
- お座敷帰りに芸妓が直接帳場より受取り来る稼ぎ高の証明書にして一々金額を記入せざれども勤務の種別に依り普通、約束、空約束、遠出、屋敷行、挨拶、等に区別しあるを以て之を一見すれば直ちに其の稼ぎ高を算出し得べし。此の伝票は芸妓が抱主に交附し抱主は更に数日分取り纏めて之を見番に預け入れ計算日に於て支払ひを受くる者なり。紙纏頭(かみばな)も亦一種の伝票と見る可き物にして、揚箱制度の行はるる土地にては見番は玉のみを取扱ひ祝儀は需給両者の直取引に属するを以て、芸妓は紙ばなを伝票に代へ直接出先に祝儀の支払ひを求むるなり。
分類 花柳界
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