おわら美人【オワラビジン】(食用作物)
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登録番号 | 第4409号 |
登録年月日 | 1995年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | おわら美人 よみ:オワラビジン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山元尹男 松嶋知昭 石橋岳彦 松下眞一郎 馬田雄史 石原信一郎 金田宏 鎌田裕子 寺西敏子 高道進 山本良孝 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「庄内32号」(後の「はなの舞い」)に「と系196 」を交配して育成された固定品種であり,育成地(富山県富山市)における成熟期は早生の早,短稈,良食味の水稲,粳種である。 草型は中間型,稈長は短,稈の細太,剛柔及び止葉の直立の程度は中,葉身の色は濃緑,葉鞘の色は緑である。穂長及び粒着密度は中,穂数はやや多である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少はやや少,芒色は黄白-黄である。玄米の形は中,大小はやや大,精玄米千粒重はやや大,見かけの品質は上の下,光沢はやや良,腹白の多少は極少,食味は上の中である。出穂期及び成熟期は早生の早,障害型耐冷性はやや強,穂発芽性は中,耐倒伏性はやや強,脱粒性は難,収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a 及びPi-i ,穂いもち圃場抵抗性は中,葉いもち圃場抵抗性はやや強である。 「越路早生」と比較して,稈長が短いこと,芒色が黄白-黄であること,精玄米千粒重が大きいこと,穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性が強いこと等で,「越の華」と比較して,芒が多く,芒長が長いこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a 及びPi-i であると推定されること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,富山県農業試験場(富山市)において,昭和58年に「庄内32号」(後の「はなの舞い」)に「と系196 」(「コシヒカリ」にコバルト60を照射した突然変異)を交配し,60年に中新川郡立山町の現地ほ場に雑種第2代を移植して個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。63年から平成3年まで奨励品種決定調査を行い,更に地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了した。3年は雑種第8代である。 なお,出願時の名称は「富山32号」であった。 |
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