赤襟
読み方:あかえり
- 〔花〕二十歳未満の芸娼妓の異名。此の年頃の者は多く赤襟を掛けてゐるといふところから起つたもの、昔の茶屋女などを「赤前垂」といふのと同じ。
- 二十才未満の芸娼妓の異称。この年頃の芸娼妓は好んで赤襟を著けるから。
- 芸妓候補者の舞踊又は下方を以て客席に侍する者、但し満十二才以上の義務教育修了者に限り其の営業を認可せらる。桃割れ、友禅、衣は必ずオハシヨリとす。常に処女を装ひ巧みに差恥の態を学ぶ、客の之を手折らんと欲する者あれば時に千金を唱ふ、一度び其の節を破れば即ち一本と成る、蓋し必ずしも然らざる者あり。明治時代『アラよござい』の異名を有したるも今は絶えて之を口にする者なし、好んで蜜豆を食ふ。素と玉祝儀(ぎょくしうぎ)共一本の半額なるを通則としたるを以て半玉と云ふ。今は稍高し、雛妓(すうぎ)。
- 赤地の襟は少女が用いるものであるといふ意味から、十七八歳の少女、特に年若な芸者や半玉、女郎などにいう。
分類 花、花柳界
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