あいかた

隠語大辞典

合方

読み方：あいかた

1. 旧劇にはなくてはならぬもので、これが欠けたる旧劇は演ることが出来ない。合方（あひかた）は役者の台詞の間の抜けぬやうにあしらつて行く三味線のことで「一通りお聞き下され」と役者がいふと、チッチチチンとやる三味線がそれである。〔歌舞伎〕
2. 役者のせりふの間のぬけないやうにあしらつて行く三味線のこと。
3. 歌舞伎劇に於て、三味線に合せて奏する大鼓、小鼓、太鼓、笛の合奏。

分類 歌舞伎、演劇

合方

読み方：あいかた

1. 落語の途中に入れる三味線。「景清」の物語の一丁入り。「猪買い」の山へ来ての雪等。「はめもの」の項参照。

分類 芸能

敵娼

読み方：あいかた，あいがた

1. 遊廓でお客の相手になる娼妓のことをいふ。〔花柳語〕
2. 遊廓でお客の相手になる女郎のこと。〔花柳界〕
3. 遊廓でお客の相手になる娼妓のことをいふ。
4. 〔俗〕遊里用語。遊客の相手になる遊女。敵娼とも書く。
5. 遊客の相手になる娼妓のことをいふ。
6. 相手の娼妓を云ふ。
7. 遊里用語。遊客の相手になる遊女、敵媚とも書く。
8. 花柳界用語。遊郭で、お客の相手になる女郎のこと、「昨夜の、君の敵娼はなかなか美人だつたぢやないか」。
9. 〔花〕遊客の相手になる遊女。
10. 遊客の相手になる娼婦。（敵娼）。「相方」のこと。〔花〕
11. 赤線時代に登楼して自分の一夜妻になった女。

分類 花柳界、花柳界／風俗、花柳語、花／風俗、芸能、遊里用語

相肩

読み方：あいかた

1. 漫才コンビの一方。常磐津「戻駕色相肩（もどりかご、いろのあいかた）」のように駕屋から出たもの。

分類 芸能

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。