「青年を腐敗させ」に対する反証とは? わかりやすく解説

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「青年を腐敗させ」に対する反証

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 08:19 UTC 版)

ソクラテスの弁明」の記事における「「青年を腐敗させ」に対する反証」の解説

11. 「旧い弾劾者」に対す弁明終了続いて新し弾劾者」(当裁判告発者)に対す弁明へ。訴状内容青年腐敗させ、国家信じ神々信じず、新しき神霊(ダイモニア)を信じる」の検証。まずは「青年腐敗させ」の部分から。告発メレトス青年善導に本来無関心なのに、熱心であるかのように装っている。 12. メレトスへの尋問開始メレトス青年善導関心事その通り」、青年善導者は「国法」、人間では「裁判官陪審員)、聴衆評議員民会議員全員」「ソクラテスを除く全てのアテナイ人」。ソクラテス、馬の場合ならそう答えないはず、調馬師以外の大多数一緒に躾けたらかえって悪くする、青年一緒、これでメレトス青年善導への無関心暴露された。 13. メレトス、人は自分益する善人よりも自分害する悪人欲すること(青年たちが自ら望んでソクラテス欲したこと)は「ない」、ソクラテス青年腐敗させたのは(無自覚ではなく)「故意」。ソクラテスメレトス言い分では、自身ソクラテス)は青年害し青年からも害されることを故意行なっている愚者になってしまうが、そのような者はいない。自身ソクラテス)は青年害さないか、無自覚かのどちらかであり、いずれにしろメレトスは嘘を述べている。また、自身ソクラテス)が無自覚青年腐敗させているのなら、自身ソクラテス)にそれを教示訓誨すれば済む話なのに、それをせずに不当に処罰のための裁判へ引き出した

※この「「青年を腐敗させ」に対する反証」の解説は、「ソクラテスの弁明」の解説の一部です。
「「青年を腐敗させ」に対する反証」を含む「ソクラテスの弁明」の記事については、「ソクラテスの弁明」の概要を参照ください。

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