「萌え」とエロティシズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 04:22 UTC 版)
架空のキャラクターに対する「萌え」には性的興奮の意味合いが含まれることもある。「萌え」という単語が、「美少女やおっぱいがたくさん出てくる」という文脈で理解される場合もある。かつての「萌え」はキャラクターに対する純粋な好意を意味していたのが、次第にそうした意味合いを強くしていったとも言われる。 一方で、「萌え」と純粋なエロティシズムの間には決定的な差異があると考えられている。軽い性的要素を含んだものは「萌え」として歓迎されるが、性的な要素が濃厚すぎるものは「萌え」の範疇から外れる。またライトノベル作家の谷川流は自著における登場人物の台詞として、対象に性的興奮を覚えて自慰行為に耽った直後に、まだ対象への愛情が持続するか否かで「萌え」と「エロ」は区別できると発言させている。 萌えを「脳内恋愛」と定義する立場を取る評論家の本田透は、萌えにおける恋愛の理想形が「ロマンチック・ラブ」であることを指摘している。
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