「泣きの杉山」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 16:10 UTC 版)
本人は客観的で冷静に実況をするように心がけていたものの、実は大の貴ノ花(初代)贔屓でも知られていた。とりわけ貴ノ花(初代)が幕内初優勝を遂げた1975年春場所千秋楽の優勝決定戦や、また貴ノ花が引退した1981年初場所7日目の貴ノ花不戦敗の実況放送では思わず絶句。“NHKアナも泣いた大関貴ノ花の引退”と週刊誌に報じられ、「泣きの杉山、泣かせの杉山」といわれ、人情アナの異名を取る。 実際、貴ノ花(初代)引退の放送での杉山は、「今日貴ノ花関が、引退です…」とコメントした後に、思わず感極まって溢れる涙が止まらず言葉を詰まらせてしまう。すぐ横でその杉山の姿を見ていた解説の玉の海梅吉は、杉山にやおら目をやると自ら貴ノ花の初土俵からの思い出を語り始める。杉山は一旦放送ブースを離れた。気持ちを落ち着かせた杉山が次の取り組みに戻るまでの間、玉の海は一人放送ブースで語り続けた。
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