「快速阪急」の主力
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「阪急920系電車」の記事における「「快速阪急」の主力」の解説
1934年6月1日、大阪駅高架切替工事に伴う梅田駅地平新ターミナルの完成と同時に運用を開始した。7月1日からは特急の阪神間25分運転が開始され、従来の28分からさらに短縮した。1936年4月1日から神戸市内高架線による三宮乗り入れを開始し、距離は約2.2km延びたものの従前同様の阪神間25分運転(途中西宮北口に停車)は維持され、表定速度は78km/hに達して実質上のスピードアップとなった。この阪神間25分運転は「快速阪急」の象徴となった。 なお、同じ4月1日には阪神も元町まで延長したほか、急電は阪神間24分にスピードアップするとともに元町駅への停車を開始している。その後、1937年4月から新京阪線の急行に連絡する特急の十三駅停車を開始したが、このときも阪神間25分運転を維持している。 三宮乗り入れと同時に登場した2次車に続いて3次車、4次車と製造された時点で、本形式は18編成36両が在籍することとなり、名実ともに戦前の阪急の枕詞であった「快速阪急」の主力車両となった。4次車製造後の1940年には最後まで残っていた300形の304 - 309が宝塚線に転出、神戸線の全車大型化が達成された。
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