「子猫殺し」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 07:28 UTC 版)
2006年8月11日、坂東眞砂子が「日本経済新聞」のコラムにて「天の邪鬼タマ」という題名で、飼い犬が産んだ子犬を自分が「始末した」という内容のエッセイを掲載した。同月18日、同コラムにて「子猫殺し」という題名で、飼い猫が産んだ子猫を崖下に放り投げ殺しているという内容のエッセイを発表した。交尾し子を産むのが雌という性を持つ猫にとっての幸せであり、その幸せを奪わないことと引き替えに、坂東自身が育てられないとして子猫をすぐに母猫から引き離し、崖下へ放り投げ殺すと述べた。 同月25日、これについて動物愛護法の主管官庁である環境省の小池百合子大臣は、「動物愛護の面で残念」と公式会見で述べた。 同月、日本動物愛護協会は、上記エッセイが事実であるのか、倫理審査機関がないのかについて日本経済新聞社へ確認を求める。日本経済新聞社は、事実に基づいたものであり、社内審査機関を通過したものであると回答した。 同年9月22日、「タヒチを領有するポリネシア政府が動物虐待の疑いで告発の動き」と報道された。また、坂東は同日付の「毎日新聞」東京夕刊で、同性愛・ハンセン病患者の例を示して反論すると共に、「充分な調査のない告発であれば言論弾圧だ」と述べた。 坂東の没後掲載された東野圭吾のコラムには、本件について坂東が「二メートル程度の段差」の上から「子猫を裏の草むらに捨てた」が事実であると主張していたことが記されている。
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