「二人の木陰」
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「ロング・ロング・アゴー (イギリス民謡)」の記事における「「二人の木陰」」の解説
詳細は「:en:Don't Sit Under the Apple Tree (with Anyone Else but Me)」を参照 1939年、作曲家サム・H・セテップト(英語版)は、「ロング・ロング・アゴー」を基に、「Anywhere the Bluebird Goes」という歌詞に合わせた曲を書いたが、これに作詞家のチャールズ・トビアス(英語版)とルー・ブラウン(英語版)が新たな別の歌詞を付けたものが「二人の木陰 (Don't Sit Under the Apple Tree (with Anyone Else but Me))」として知られる曲である。同年のブロードウェイ・ミュージカル『Yokel Boy』で取り上げられたこの曲は、1941年12月にアメリカ合衆国が第二次世界大戦に参戦すると、出征する兵士と、その妻や恋人とに相応しい曲として広くとりあげられるようになり、1942年にはアンドリューズ・シスターズの歌や、グレン・ミラーの楽団の演奏によってヒットとなった。 むかしの昔 (真鍋定造)一 むかしのむかし いにしむかし おもかげうかぶ よよのゆめ きよみが関に あま津しま きよみが関に あま津しま 遊びしむかし ゆめにみゆ二 過(すぎ)にしむかし いにしむかし おもかげうかぶ むねのうち をばすての月 みかのはら をばすての月 みかのはら ねざめのとこに うかぶかな 旅の暮 (大和田建樹)一 落葉をさそふ森のしぐれ なみだと散りて顔をうつ。 ふるさと遠き旅のそら。 ゆきがた知らぬ野辺の路。 一夜をたれにやどからん。二 すすきにむせぶ谷のあらし 夕ぐれさむく身にぞしむ。 木(こ)の間をもるる日の光。 山辺にひびく鐘のこゑ。 うれしやあれにやどからん。三 夢にも見ゆるこひしわがや。 そなたの空は霧こめて 月影ほそくけむるなり。 なきゆく雁もあときえぬ。 あけなばいそぎ文(ふみ)やらん。 久しき昔 (近藤朔風)一 語れめでし真心 久しき昔の 歌えゆかし調べを 過ぎし昔の なれ帰りぬ ああ嬉し 永き別れ ああ夢か めずる思い変わらず 久しき今も二 逢いし小道忘れじ 久しき昔の げにもかたき誓いよ 過ぎし昔の ながえまい 人にほめ なが語る 愛に酔う やさし言葉のこれり 久しき今も三 いよよ燃ゆる情(こころ)や 久しき昔の 語る面はゆかしや すぎし昔の ながく汝(なれ)と 別れて いよよ知りぬ 真心 ともにあらば楽しや 久しき今も
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