「二十カ条の声明文」の起稿
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「破られた条約のための行進」の記事における「「二十カ条の声明文」の起稿」の解説
キャラバン行進はミネソタ州セントポールで4日間休止し、ここでルーベン・スネークら実行委員会のもと、ホワイトハウスに突き付けるための、インディアン条約権利回復の要求書が推敲された。これは最終的に、ワシントン州でのインディアンの漁業権回復運動「フィッシュ=イン」で実績のあった、ハンク・アダムスに委ねられ、まとめられた。 この要求書は以下のようなものであり、この20項目はのちにそのままAIMの基本綱領となっている。 1871年に連邦議会で打ち切られた、インディアン部族との条約締結の復活 インディアン部族が新しく条約を締結するための権限の設立 インディアンの主導者たちの連邦議会での発言権 インディアン条約の責務と違反の再調査 未批准のインディアン条約を上院に送る すべてのインディアンを条約関係に置くこと 条約違反下にあるインディアン国家の救済 条約によるインディアンの権利の認識 インディアンとの関係の再建に関して連邦とインディアン国家間の共同議会の設立 アメリカ合衆国下のインディアン以外も含むすべての先住民国家への、45万㎢の土地の返還 権利を打ち切られたインディアン部族の再建 インディアン以外も含む先住民国家の、州による管轄権の撤廃 インディアンへの犯罪に対する、連邦政府によるインディアンの保護 「BIA」(インディアン管理局)の廃止 連邦政府とインディアン部族との新しい事務所の設立 新しい事務所による、米国と先住民国家との間の憲法に規定する関係の修復 先住民国家を、連邦の商取引、収税、貿易の制限外に置く インディアンの宗教の自由と文化の保護 インディアン国家内での議決権の確立、連邦政府の支配からのインディアン国家の脱却 すべてのインディアンの人々のための健康、住宅、雇用、経済発展と教育の再構築
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