「マクラーレン・ルノー」対「トロ・ロッソ・ホンダ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 22:54 UTC 版)
「2018年のF1世界選手権」の記事における「「マクラーレン・ルノー」対「トロ・ロッソ・ホンダ」」の解説
度重なる成績不振や信頼性不足によりマクラーレン・ホンダは2017年をもって関係を解消。前年にマクラーレンは今年からルノーと3年間のパワーユニット供給契約を結び、ホンダはルノーを手放したトロ・ロッソへとパワーユニット供給先を変更するというルノー(とカルロス・サインツJr.)を巻き込んだ事実上のパワーユニット交換が行われたことで、今シーズンはこの2チームのパフォーマンスに注目が集まった。 開幕前テストではトロ・ロッソ・ホンダがチーム史上最高の周回数を記録し信頼性向上を見せる一方、マクラーレン・ルノーはマシントラブルを繰り返し不安が残った。迎えた開幕戦オーストラリアグランプリではマクラーレンはダブル入賞、トロ・ロッソはピエール・ガスリーがリタイア・ブレンドン・ハートレイが15位と明暗分かれる結果となった。 トロ・ロッソはその後第2戦バーレーングランプリでガスリーが予選6位・決勝4位、第17戦日本グランプリでは予選Q3に両者進出するなど時折光る走りを見せるも、年間を通してパフォーマンスが安定しなかった他、テクニカルディレクターのジェームス・キーの離脱で開発が停滞。ランキングは前年の7位から9位に転落することとなった。ホンダPUはパフォーマンスでは目立った結果は残せたとは言えないが、信頼性の向上やチームへのサポートが評価され、翌期のレッドブルに採用されることとなった。 一方のマクラーレンは、フェルナンド・アロンソが開幕から5連続入賞を果たし、ホンダPU時代には考えられない安定した成績を残すも、同じルノーPUを積むレッドブル及びルノーと比較するとレースパフォーマンスに劣っており、早々に翌年のマシン開発に専念することとなった。チームも体制の刷新に動きチーム代表のエリック・ブーリエが退任、さらにはアロンソの引退も発表された。期待された結果を残せたとは言えないものの、ランキング6位は前年と比較すれば大きく上回る結果であり、翌2019年の躍進につながることとなる。
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