「スキャンダル」編(4巻)
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「不能犯 (漫画)」の記事における「「スキャンダル」編(4巻)」の解説
川島 仁(かわしま ひとし) この話の依頼人。職業は芸能マネージャー。猫嫌い。宇相吹のマインドコントロールが効かない人間であり、宇相吹としては多田以外に『自分を殺せる人物』として一目置かれる。担当である杏奈とのキス写真を保坂に撮られ、口止め料として1000万円要求されていた。密会現場の盗撮に関わる人間を始末して事態を収束させたい。と保坂の殺害を宇相吹に依頼する。その後、スキャンダル写真の真実と自分の依頼内容の本当の意味に気づき、『依頼をキャンセルする為には自分を殺すしか無い』という、宇相吹の誘導を前に、激しい葛藤の末に灰皿で宇相吹を殴り殺そうとするが、人殺しという極度に異常な心理状態に陥った事で、暗示に対する抵抗力が失われ、マインドコントロールが効いてしまい、その結果、宇相吹と錯覚して杏奈を殴り殺してしまい、そのショックから投身自殺する。 依頼者である川島が死亡したため、保坂の殺害は取りやめになったものの、宇相吹からは今まで消えていった「(マインドコントロールが)通じない人達」と同じだったとして深く失望される事となった。 田中 杏奈(たなか あんな) 杏那(あんな)という芸名で、事務所一押しとして売り出し中のアイドル。まわりに内緒で川島と付き合っている。川島は彼女のアイドル生命を守る為に『密会現場の盗撮に関わる人間を始末』する事を依頼したものの、実は川島と隠れて付き合う事に嫌気が差し、スキャンダルが発覚して引退してもいいと思っているが、当の川島が煮え切らない態度な為、保坂に依頼してわざとスキャンダル写真を撮らせていた。杏奈としては、そのまま盗撮した写真を週刊誌に売りつけてもらいスキャンダルを確立させる腹積もりだったが、スキャンダル写真だけではあまり稼げないと考えた保坂の独断によって川島が強請られた事で、自らの意図が拗れる形となった。 自分達の前に宇相吹が現れ、全ての真相が明らかになると、宇相吹から自らも密会現場の盗撮に関わる人間として殺しの対象に加えられた事を告げられると、泣きながら川島に助けを求めるが、既のところで宇相吹のマインドコントロールにかかってしまった川島から宇相吹と錯覚され、殴り殺される形で依頼通り死ぬ。喫煙者。
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