《竪》の正しい読み方
「竪」の正しい読み方
「竪」は「縦」の異体字であり、主に「たて」と読む字である。たとえば「竪管」の読み方は「たてかん」、「縦樋」の読み方は「たてどい」である。他にも「竪坑(たてこう)」「竪琴(たてごと)」などの語で「竪」の字がよく用いられる。「竪」は訓読みで「たて」、音読みでは「ジュ」と読まれる。「竪 」を「ジュ」と読む言葉には「竪子(じゅし)」や「竪立(じゅりつ)」などがある。
「竪」の意味解説
「竪」は、縦(主に垂直や前後の方向)と同じ意味を持つ。仏教において、横は水平(空間)で、時間なども瞬時に飛び越えて悟ることを言い、「竪」=縦は時間で、順序を踏んですすみながら悟ることを意味する。たとえば、真宗では、「横」と「竪(縦)」のなかに、遅い・速いのレベルの違いがあり、横出・横超、竪出・竪超の義になるとして「二双四重の教え」が説かれている。なぜ「竪」と読むのか・理由
主人のそばに召使いが直立して使えるさまを表す字である。そのため、「竪(たつ)(たて)」と読まれる。- 《竪》の正しい読み方のページへのリンク