《五月雨》の正しい読み方

実用日本語表現辞典

《五月雨》の正しい読み方

「五月雨」の正しい読み方

「五月雨」の読み方は「さみだれ」もしくは「さつきあめ」である。一般的には「さみだれ」と読むことが多い。特にビジネスシーンでは「五月雨式（さみだれしき）」という言い方が比較的よく用いられる。

「五月雨」の意味解説

「五月雨」は、もともとは、旧暦の5月頃に降る長雨、梅雨のことである。旧暦は現在の新暦と1〜2ヵ月ほど時期がずれており、新暦でいうところの6～7月頃が五月雨の時期となる。また、断続的にだらだらと続くという意味も含まれる。

なぜ「五月雨」と読むのか・理由

「五月雨（さみだれ）」は、いわゆる熟字訓である。漢字と読み方は分解できず、「五月雨」という熟字になって初めて「さみだれ」と読める。

なお「五月雨（さつきあめ）」の「さつき」も熟字訓である。

（2022年9月13日更新）