五月雨式

実用日本語表現辞典

五月雨式

五月雨式（さみだれしき）とは、一定のリズムや間隔を持たずに、断続的に物事が起こる様子を表す表現である。この言葉は、五月雨が降るように、ぱらぱらと不規則に降る様子から派生したものである。具体的な使用例としては、事業の進行やプロジェクトの進捗が一定のリズムを持たず、断続的に進行する様子を指す際に用いられる。

（2023年9月29日更新）

五月雨式

「五月雨式」の例文・文例・表現サンプル

• 五月雨式ですみません 
• 五月雨式に連絡を失礼いたします
• 五月雨式の連絡になってしまい申し訳ありません
• 状況が把握できましたら逐次、五月雨式に報告いたします
• 連絡が五月雨式になっても構わないので何かあればすぐにお知らせください
• 部品が入手できましたら五月雨式に納品できればと存じます
• 五月雨式でよいので完成した部品から送ってください
• おそらく連絡が五月雨式になってしまうと思うのですが、第1案を送付します
• 草案の報告が五月雨式になり過ぎているから少し腰を据えて熟考してみようか
• サービスの障害・不具合の報告は五月雨式でも迅速に発信した方がよい
• 思いつきをそのまま五月雨式にメールしてくるな、それを読む身にもなってみろ
  

（2022年2月8日更新）

五月雨式

読み方：さみだれしき
別表記：さみだれ式

途中で幾度か中断をはさみながらも、長引くこと。だらだらと続くこと。

五月頃に降りがちな雨の、降ったり止んだりする様子になぞらえた表現。ビジネス用語として「五月雨式で申し訳ございません」という表現があるが、１度だけで連絡が終わらず、何度も追加して細かく連絡をすること詫びる意味。

（2011年3月2日更新）

デジタル大辞泉

さみだれ‐しき【五^‐月^‐雨式】

読み方：さみだれしき

断続的に物事が行われること。一度で終わらず、とぎれながらも何度か続けて行うこと。また、そういうやり方。「—に納品する」