“カブキロックス”前夜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 14:22 UTC 版)
「カブキロックス (バンド)」の記事における「“カブキロックス”前夜」の解説
カブキロックスの前身は、有村一番(氏神一番)が結成した和洋楽器混成のバンド“KABUKI ROCK 一番屋”と、青木秀樹(青木秀麻呂)が結成した和製グラムロックバンド“ヒステリックグラマー”という別々のバンドだった(共に1986年結成)。両バンドは、当時原宿の歩行者天国(ホコ天)や各地のライブハウスで主に活動をしていた。 青木の“ヒステリックグラマー”は、インディーズレーベルでミニLP『Glamorous Pop』を発表するなど精力的に活動しており、既に『イカ天』にも出演し、完奏した経験もあった(1989年2月18日 第二回放送時:在宅審査員賞を受賞)。 一方、有村(氏神)の“KABUKI ROCK 一番屋”もフジテレビ系で放送された深夜番組『冗談画報』に、歌手の上田正樹を推薦人として出演(1987年4月22日)し、また『SUPER WEEKEND LIVE 土曜深夜族』(TBS、『イカ天』の前番組)のバンド特集の企画に出演するなどして認知度を上げ、一旦はCBSソニーからデビューが決まりかけた状態だった。しかし、レコード会社による“有村(氏神)と、オーディションで選出されたバンドマンとを組み合わせた新ユニットよるデビュー”という方針に有村自身が納得できない状態であった。 そして、その頃放送されていた『イカ天』への出演を熱望していた有村は、既にライブ等で共演して知り合っていた“ヒステリックグラマー”の青木に相談をしたところ、彼に“有村(氏神)と、ボーカル以外のヒステリックグラマーメンバーによる新バンドでの『イカ天』出演”を提案される。この青木による提案内容を、“KABUKI ROCK 一番屋”でのTV出演を禁止していたCBSソニーのディレクターが渋々ながら承認したため、晴れて“カブキロックス”としての『イカ天』出演が実現した。 (※ただし、これは“一番屋”のメンバーには事前に知らされておらず、後に一番屋メンバー内での激震の元となる)
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