'90s後半以降 -ネットの隆盛-
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「ゲイ雑誌」の記事における「'90s後半以降 -ネットの隆盛-」の解説
Windows95が発売された1995年以降、それまでは一部の人が利用するだけだったインターネットが爆発的に普及する。その頃から「MEN'S NET JAPAN」(1996年開設)などに代表されるゲイ専用サイトも急激な普及を見せ始め、ゲイ雑誌を買わなくても男性ヌードを見たり、携帯版を含めた出会い掲示板やチャットなどで、簡単にゲイ同士が交流できるようになった。アドンはヌードを載せなくなったことなどが原因で96年に廃刊になっていたが、2000年代に入るとその他の老舗ゲイ雑誌もインターネットの荒波に飲まれ、次々と休・廃刊を余儀なくされていった。さぶは2002年2月号で休刊し、The Gay(休刊年月不明)も休刊に至った。薔薇族は2004年に一旦休刊したが、紆余曲折を経て、2007年に4度目の復刊を果たしている。 2006年にはタワーレコードがGLBTマーケット向けの雑誌としてファビュラスと似た「yes」を創刊した。成人向けの記事はなく、日本国外のGLBTコミュニティ事情や音楽・ファッションといったものをメインの記事とし、掲載される広告も一般企業のものであり、LGBTの新マーケット創出、若しくは旧来のマーケットの拡大傾向として着目されたが、Vol.5以降は発刊されておらず、事実上の休刊となっている。 2016年、創刊から20年以上続いた「G-men」が休刊。2019年、創刊から25年続いた「Badi」が休刊。2020年、創刊から38年続いた「SAMSON」が休刊。これにより、紙媒体のゲイ雑誌は季刊・通信販売に移行した「薔薇族」のみとなった。
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