mova 主なラインナップ

mova

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 13:21 UTC 版)

主なラインナップ

ここでは、iモード対応である501i以降に登場した端末を挙げる。

50xシリーズ

movaのフラッグシップ。FOMA普及前の主に2000年代前半におけるドコモのフラッグシップ。2000年代前半までのFOMA対応端末と比べて、505と506で実売で1万円程度安くなっていた。503i以降はiアプリ、504iS以降はカメラ対応である。

501i

1999年2月より発売開始。日本初のブラウザ付き「iモード」対応端末である。その当時、液晶は全てモノクロだった。N、P、F、Dが発売された。 Pは遅れて発売されたので1999年5月発売で、501iとしてはモノクロながら待ち受けダウンロードができた。 サントリー缶コーヒーのBOSSの懸賞用にボス電(NTTDoCoMo i-mode P501i)がある。

502i

1999年12月より発売開始。第2世代に当たる。N、P、F、D、SO、NMが発売された。F502iは初のカラー液晶端末である。次にカラー液晶としてD502i、F502it、N502it、SO502iWMが発売された。N機種が爆発的ヒットしたのはN502i・N502itの登場によるものである。 これまで501iシリーズは各207シリーズにi-mode機能を搭載したようなものだったが、502iより、ハイパートークが搭載された。

502it

mova端末・N502it NEC製 2000年・左側開き、右側閉じ

型番の末尾にtがつく機種は、iナビリンク(対応するカーナビと接続すれば、カーナビの画面にiナビリンクサイトとよばれるサイトから現在位置に関係した情報や、現在iモードで接続しているサイトを表示できる機能)を搭載している。F502it(2000年6月発売)、N502it(2000年9月発売)の2機種がある。

なお、N502itの登場前、NECは九州・沖縄サミットの関係者向けにカラー液晶を搭載した折りたたみ型の機種を製作し、貸し出した。

itの型番ではないがP502iも同等の機能を持つ。

502iWM

2000年12月発売。メモリースティックオーディオによる音楽再生機能が付属機、音楽再生機能以外では通常の端末と大差はなくあくまで特殊機の為にWMと別扱いされた。型番末尾のWMは「With Music」の略で、音楽再生機能を搭載した機種に付けられる。SO502iWMのほかはMusic PORTER(D253iWM),Music Porter II(D701iWM),MUSIC PORTER X(D851iWM)等がある。

503i

2001年1月より発売開始。日本初の携帯アプリ「iアプリ」対応端末である。全ての端末の液晶がカラー化された。2xxシリーズがiモード化したために50xシリーズはアプリ対応機の意味になった。

F503i
2001年1月発売。ストレート式。77g。
P503i
2001年1月発売。ストレート式。74g。
N503i
2001年3月発売。折りたたみ式。98g。
SO503i
2001年3月発売。折りたたみ式。115g。ジョグダイヤル採用モデル。端末としては画面にボタンが触れて画面傷だらけや、端末をたたんだ時のゲタが直ぐに取れてしまうなど不具合が目立つ端末。
D503i
2001年3月発売。フリップ式。81g。文字変換にATOKを利用。

503iS

2001年5月より発売開始。503の2ndシリーズである。先のNの成功で全ての端末が折りたたみになった。

P503iS
2001年5月発売。この機種より折りたたみ式になった。98g。背面液晶を搭載。
F503iS
2001年8月発売。この機種より折りたたみ式になった。97g。背面液晶を搭載。
N503iS
2001年8月発売。折りたたみ式。105g。背面液晶を搭載。
D503iS
2001年9月発売。この機種より折りたたみ式になった。105g。
SO503iS
2001年9月発売。折りたたみ式。115g。
基本的にはSO503iと変わらないが、SO503iの改良機と言える端末。

504i

2002年5月より発売開始。シティフォンで使用している1.5GHzとのデュアルバンドに対応。iアプリ待ち受け画面など503iよりiアプリが拡張された。通信速度が28.8kbpsに対応。赤外線通信も導入された。

D504i
2002年5月発売。折りたたみ式。110g。背面液晶を搭載。
F504i
2002年5月発売。折りたたみ式。105g。背面に有機ELディスプレイを搭載
N504i
2002年5月発売。折りたたみ式。105g。T9入力に対応した。
SO504i
2002年6月発売。折りたたみ式。120g。この端末を元にiモードFeliCa試験端末のSO504iCが開発された。
P504i
2002年6月発売。折りたたみ式。99g。prosolid発売まで折りたたみ最薄の厚み16.8mmだった。その後のPシリーズに受け継がれることとなるワンプッシュオープンボタンを採用。

504iS

2002年11月より発売開始。251iに次いでカメラ付き携帯電話になった。505i以降、パケ死が騒がれ始めたため、あえて504iを購入するユーザーも多く、N504iSがmova史上最も売れたとされている。[要検証]

P504iS
2002年11月発売。折りたたみ式。110g。外部メモリーは非対応。P504iにカメラを追加した。厚みは18.8mmと薄い。カメラ性能はCCD11万画素。
N504iS
2002年11月発売。折りたたみ式。105g。外部メモリーは非対応。N504iにカメラを追加した。カメラ性能はCMOS32万画素。
F504iS
2002年12月発売。折りたたみ式。105g。F504iにカメラを追加した。カメラ性能はCCD11万画素。

504iC

2003年10月より試験サービス開始。iモードFeliCa実験用に作られた端末である。登場時期が既に505iに移行していた2003年10月だったが、端末の安定性などを考慮して504ベースになったと思われる。SOとNが作られ、SOが504iベースなのでカメラ無し、Nが504iSベースのためカメラ付きである。各5000台ずつ作られ、一般向けに市販はされず、iモードFeliCaサービスの提供業者などで各種試験に使われた。

SO504iC
2003年10月より配布。折りたたみ式。SO504iをベースに開発。
N504iC
2003年10月より配布。折りたたみ式。N504iSをベースに開発。

505i

SO505i(閉)
SO505i(開)

2003年5月より発売開始iアプリ領域がさらに拡張された、iアプリDXに対応。液晶がQVGA化された。カメラ機能を強化した機種もあり、PとN以外はメガピクセルカメラを搭載する。以後、通信面に関しては機能強化はされていない。

D505i
2003年5月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。スピンアイ機能で、カメラ部が回転する。デジタルカメラ機能が重視されている。カメラ性能はハニカムCCD63万画素で記録画素は123万画素。
SO505i
2003年6月発売。詳しくはSO505iを参照の事。
SH505i
2003年6月発売。折りたたみ式。125g。外部メモリーはminiSDカード対応。シャープはこの機種で初めて50xシリーズに参入した。カメラ性能はCCD100万画素。
N505i
2003年7月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCMOS32万画素。
F505i
2003年7月発売。折りたたみ式。105g。外部メモリーはminiSD対応。携帯初の指紋認識機能を搭載した。カメラ性能はCCD128万画素。
P505i
2003年8月発売。

505iS

2003年10月より発売開始。全ての機種がメガピクセルカメラ搭載になった。

D505iS
2003年10月発売。折りたたみ式。113g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。D505i譲りのスピンアイ機能が特徴である。カメラ性能はハニカムCCD100万画素で記録画素は200万画素。
P505iS
2003年11月発売。折りたたみ式。123g。外部メモリーはminiSD対応。P2102Vに次ぎ、2軸回転機構を搭載した。カメラ性能はCCD128万画素。オートフォーカス対応。
N505iS
2003年12月発売。折りたたみ式。117g。外部メモリーはminiSD対応。N伝統の形状でメガピクセル対応した。カメラ性能はCCD130万画素。
SO505iS
2003年12月発売。回転式。133g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。SO505iを元に軽量・薄型化された。また、ATRAC3対応音楽プレーヤー機能も搭載している。カメラ性能はCCD130万画素。なお、SO505iのジョグダイヤルにかわり、円盤状のジョグを回して項目を選択する「ディスクジョグ」が搭載された。
SH505iS
2003年12月発売。折りたたみ式。123g。外部メモリーはminiSD対応。デジタルカメラスタイルでの撮影が出来る様になった。カメラ性能はCCD202万画素。

F505iGPS

2003年12月より発売開始。折りたたみ式。115g。外部メモリーはminiSD対応。F661iに次いでGPS機能が搭載された。ドコモではGPS携帯はFOMAの登場からかなり経った2000年代後半まで主流に成りきれなかった。カメラ性能はCCD123万画素。

506i、506iC

SO506i(表)
SO506i(裏)

2004年5月より発売開始。506iCは「iモードFeliCa」対応端末である。また、506iより、DoPaに対応しない。2004年11月の報道で507iシリーズを開発しない方針が示されている。

D506i
2004年5月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。D505iSを洗練・薄型化させている。カメラ性能はハニカムCCD100万画素で記録画素は200万画素。
F506i
2004年5月発売。折りたたみ式。116g。外部メモリーはminiSD対応。F505iのカメラ機能を強化した様な端末である。カメラ性能はCCD204万画素。
N506i
2004年6月発売。折りたたみ式。126g。外部メモリーはminiSD対応。カタログデータ上はN505iSと変わらないが、N伝統の形状を捨てリバーススタイル(2軸回転機構)になった。カメラ性能はCCD130万画素。
P506iC、P506iCII
2004年7月発売。折りたたみ式。128g。外部メモリーはminiSD対応。P505iSをiモードFeliCa対応にした端末。サブディスプレイは廃止されている。カメラ性能はCCD200万画素、ストロボ搭載。2006年4月8日にカラーバリエーション追加で、P506iCIIが発売された。2007年末にメーカー出荷が終了し、これが最後のmova端末となった。
SH506iC
2004年7月発売。折りたたみ式。123g。外部メモリーはminiSD対応。SH505iSをiモードFeliCa対応にし、ビューアースタイル(2軸回転機構)に出来る様になった。カメラ性能はCCD202万画素。
SO506iC
2004年7月発売。スライド回転式。140g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。SO505iSをiモードFeliCa対応にした端末。スライド回転の開閉をアシストする機能もついた。カメラ性能はCCD130万画素。
premini-II(SO506i
2005年2月発売。ストレート式。97g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。SO506iCよりiモードFeliCaを外し、軽量化した端末(すなわちSO505iSを軽量化した端末)。カメラ性能はCCD130万画素。

506iS

2005年2月より発売開始。

N506iS
2005年2月発売。折りたたみ式。130g。外部メモリーはminiSD対応。NEC製パソコンにも搭載された技術である、液晶画面より音を鳴らすSoundVu(サウンドビュー)を搭載(端末の広告では、Flat Panel Speaker(フラットパネルスピーカ)といわれる)。それ以外はN506iとほとんど同じである。カメラ性能はCCD130万画素。
premini-IIS(SO506iS
2005年5月発売。ストレート式。97g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。premini-II(SO506i)のマイナーチェンジ端末。premini、premini-Sの関係と同じくPOPな外観になっている。カメラ性能はCCD130万画素。
N506iSII
2006年3月10日発売。折りたたみ式。128g。外部メモリーはminiSD対応。スピーカはフラットパネルスピーカではなく、通常のものである。本機を最後にmova端末の新規開発はなくなった。

20x・21xシリーズ

200番台のシリーズは、iモード登場以前はmovaのメインストリームであり、1997年発売の203シリーズよりショートメールに対応している。501iシリーズ登場後の209iよりiモードが搭載され、movaの普及ラインとされたが、2005年に普及ラインがFOMA 7シリーズへ移行したため、それ以後に発売された213系統はデザイン・機能特化型となっている。iアプリ非対応、カメラ無しである。

209i

2000年6月 - 12月に発売。PFND、KO、ERが発売された。このシリーズからドコモ800MHzPDC端末は、すべてiモード対応となる。500番台のシリーズに対し、このシリーズはiモードの入門・普及機として位置付けられた。全機種にメールキーがある。F, D, KOは256色カラー液晶、P, Nはモノクロ4階調液晶、ERはモノクロ液晶を搭載している。502iとの違いは、単にiモードボタンの有無だけである(ただし、P502iにはiモードボタンはない)。

209iS

2000年8月に発売されたP209iSのみ。P209iSは一般向けmovaの折りたたみ型として初めてカラー液晶と背面液晶(モノクロ)を搭載した小型携帯電話で、ヒットした。また、サントリーの缶コーヒーBOSSの懸賞賞品としてBOSS仕様のP209iS(通称 : ボス電2)が出た。背面液晶は今後の携帯に広まっていく。

210i

2001年4月より発売開始。P、F、N、SO、D、KOが発売された。KO210iを最後に日立国際電気は携帯電話事業から撤退。

211i

2001年11月より発売開始。シティフォンで使用している1.5GHzを活用する為デュアルバンドに対応。P、F、N、SO、D、Rが発売された。このうちD、Rはプリペイド式携帯電話ぷりコール対応機種である。

211iS

2003年4月より発売開始。基本スペックは211iでそれにワン切り対策をした端末である。212iよりも後で登場した。PとNが発売された。

212i

2002年11月より発売開始。SO212i、F212iがそれに相当する。

SO212i
着せ替え携帯
F212i
詳しくはF212iを参照の事。薄型ストレートである。

213i

2004年7月より発売開始。preminiとprosolidがそれに相当する。個性派携帯モデルである。

premini(SO213i
ストレート式。カメラつき携帯全盛の2004年7月に発売された。機能は、通話関連の一般的な機能、メール、iモード、簡易ツール(スケジュール、メモ、電卓)に絞り込み、カメラは付いていない。超軽量(約69g)・超小型のボディでニュースにもなった。「スロープキー」を採用しているため小型にもかかわらずボタンが押しやすい。
prosolid(P213i)
詳細は当該項目を参照。

213iS

2004年11月より発売開始。preminiのマイナーチェンジモデルpremini-S(SO213iS)が相当する。

premini-S(SO213iS
  • preminiのマイナーチェンジバージョン。

RADIDEN

型番:SO213iWR。2005年10月発売開始。preminiをベースにAM/FM/TV(音声のみ)チューナーを搭載した。WRはWith Radioの略。AMラジオの搭載は業界初(にして唯一)となった。AM/FMラジオ機能はmovaを解約またはサービス終了以降も充電式ポケットラジオとして利用可能である。

25xシリーズ

Jフォン(現 ソフトバンクモバイル)の影響を受け、21xシリーズにカメラを追加したmova初のカメラ付き携帯電話iショット対応機種。21xシリーズに代わるmovaの普及機である。504i-506iシリーズとの差別化のために、画素数は30万画素に抑えられ、iアプリ非対応。しかし50xシリーズの廉価販売により、存在意義が薄らいだ。現在はFOMA 70xシリーズへの移行を完了し、製造・販売ともに打ち切られた。

251i

2002年6月より発売開始。シャープが最初にカメラ機能付き機種としてSH251iを発売した。D251iはドコモ初の外部メモリースロット対応機である。

SH251i
2002年6月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。
D251i
2002年7月発売。折りたたみ式。115g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はCCD11万画素。
F251i
2002年7月発売。折りたたみ式。110g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD11万画素。
N251i
2002年10月発売。折りたたみ式。98g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS11万画素。

251iS

2003年1月より発売開始。

SH251iS
2002年11月発売。折りたたみ式。110g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。
D251iS
2003年1月発売。折りたたみ式。120g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はハニカムCCD(富士フイルムが開発)17万画素。
P251iS
2003年1月発売。折りたたみ式。95g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。
N251iS
2003年4月発売。折りたたみ式。99g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS11万画素。

252i

2003年9月より発売開始。通信速度が28.8Kbpsに対応。

D252i
2003年9月発売。折りたたみ式。99g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はハニカムCCD17万画素。
SH252i
2003年10月発売。折りたたみ式。98g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。
N252i
2003年10月発売。折りたたみ式。97g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS31万画素。このシリーズで唯一赤外線通信に対応。
P252i
2003年10月発売。折りたたみ式。114g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCCD31万画素。

252iS

一機種のみ。

P252iS
2004年4月発売。折りたたみ式。95g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCCD31万画素。発売時に小さい端末と話題になった。

253i

D253i
2004年9月発売。スライド式。96g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCCD31万画素。
N253i
2004年10月発売。折りたたみ式。95g。外部メモリーは非対応。カメラ性能はCMOS31万画素。
P253i
2004年11月発売。折りたたみ式。92g。外部メモリーはminiSD対応。カメラ性能はCMOS31万画素。アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」にも登場した。

253ix

2004年12月より発売。個性派携帯モデルであるMusic PORTER(D253iWM、FMラジオ内蔵、音楽再生機能を充実)、ボディに合成皮革を使用した女性向けデザイン携帯Lechiffon(ルシフォン、P253iS)が発売される。

Music PORTER(D253iWM)
2004年12月発売。折りたたみ式。100g。外部メモリーはメモリースティックDuo対応。カメラ性能はCCD32万画素。液晶画面は横長で、MDプレーヤーのような外観である。64MBのメモリースティック、イヤホン、リモコンを同梱している。
Lechiffon(P253iS)
2005年2月発売。詳細は当該項目を参照。

6xxシリーズ

iモード登場前から、600番台はmovaの特殊モデルに割り当てられている。個性的な機能を搭載。

後に6xxにはFOMAの国際ローミング対応兼廉価モデル(SIMPURE)が位置づけられた。

N601wg

GSMデュアルモード端末、N207同等

P601wk

cdmaOneデュアルモード端末、P207同等、韓国国際ローミング端末。

韓国しか対応しない国際ローミング端末。

D601ps,P601ps,F601ps,SO601ps,N601ps,P651ps
ぷりコール専用端末(206シリーズや207シリーズをぷりコール向けにマイナーチェンジしたもの)。P651psについてはP209iのリファインで一般契約に移行でP209iと同等の機能となった。
F601ev
F207の高級機でハモリメロディ搭載、くっきりと見やすいフォント。F207ベースだが着信音が違う。
P601ev
P207の高級機でマグネシウムボディで背面ドコモロゴはバッジ、P207ベースだが着信音の一部の曲が違う。
SH601em
PDA機能付きでPDAとして使えた、タッチパネル式、単体でEメールが使える。
F661i
GPS機能が搭載された。iアプリなし、カメラなし。

らくらくホン

高年齢層向けに、シンプルさ、使いやすさに特化した機種。

らくらくホン(P601es
1999年10月発売。フリップ式。iモード・iアプリなし、カメラなし、P207ベースでありP207にスライドフリップを搭載したような端末、着信音も解りやすい音を採用。
らくらくホンIIF671i
2001年9月発売。フリップ式。iモード対応。iアプリなし、カメラなし。
らくらくホンIISF671iS
2002年9月発売。F671iSより折りたたみ型になった。iモード対応。iアプリなし、カメラなし。
らくらくホンIIIF672i
2003年9月発売。折りたたみ型。F672iは歩数計機能が搭載されている。iモード対応。iアプリなし、カメラなし。

GEOFREE

対衝撃、防水性能に特化した機種。詳しくはGEOFREE参照。

R691i GEOFREE
2001年2月発売。iアプリ、カメラは無い。詳しくはR691i参照。
R692i GEOFREE II
2002年8月発売。R691iをカラー化したもの。iアプリ、カメラは無い。日本無線が最後に発表した端末でもある。詳しくはR692i参照。

8xxシリーズ(ドッチーモ)

800番台のシリーズは「ドッチーモ」(Doccimo)の商品名が付けられた、mova(PDC方式)とドコモPHSとの複合端末である。1998年12月にNTTパーソナルのPHS事業を譲受したドコモが、半年余りで自社の携帯電話事業にPHS事業を融合させた端末として売り出したことで限定的に注目を浴びた。

mova+ドコモPHSの契約を行うと、1台の端末で携帯の090と、PHSの070の二つの電話番号を使えた。発売当初はmovaのプランA通話料金が高めであり、対固定電話間においては通話料が廉価であったPHSで費用を抑える事ができたため長電話をするユーザーや、構内PHS端末として共用できる点から一部の法人には限定的に受け入れられたと見られる。

しかし、端末がmova準拠のためPHSのデータ通信(PIAFS)・パルディオEメールなど当時PDCよりも優位にあったPHS側の一部サービスが利用不可であり、機種自体も発売時点で一世代前のmovaを基にしておりiモード非搭載などスペックに見劣りしていた点、PHSから携帯電話・他社PHSへの通話ではアクセスチャージが加算されてmovaよりも高くつく状況が発生するなど、一般ユーザーに対してはデメリットが多かった。

料金プランについては、movaとパルディオ(ドコモPHS)それぞれ単独機種としてのプランを選べるほか、重畳契約時の割引プランとして「ドッチーモプラン」(無料通話3800円相当含み月8400円→2001年3月から8100円)が用意されたが、PHS回線分の費用が上乗せされているため、単純比較でmovaの「おはなしプラスM」(2000年時点で無料通話3100円相当含み5900円)よりも割高であった。

2000年夏にiモード機能を搭載した「スーパードッチーモ」端末を発売してテコ入れを図ったが、以後後継機種が発売されること無く2002年前半までカタログに掲載続けられた後、販売を終了した。ドコモPHSが2008年1月でサービス終了し、アフターサービスも打ち切り、2012年3月31日を以てmovaがサービス終了したため、現在は利用できない。

2003年にFOMAのデュアルネットワークサービスを使用したN2501ベースのFOMAとmovaの複合端末「N2701」が発売されたが、その後は代替でFOMAプラスエリアが始まるため、後継機は出されず、FOMAプラスエリア端末を普及させて対応した。また、ドッチーモ以前にはテレメッセージアステルのPHSやIDOのPDC端末にポケットベルを組み込んだ端末を発売していた。ウィルコムワイモバイルWS027SHWX04Kなど、PHSと3Gのデュアル機を発売していた。

8xxという型番は後にFOMAの企画端末につけられている。

SH811
1999年4月発売。ストレート式。
P811
1999年4月発売。ストレート式。
松下の最初で最後のドッチーモ端末、携帯・PHS同時待受けが出来ない、
P207同等の端末であるがP206と似ていた。
N811
1999年4月発売。折りたたみ式。
SH821i
2000年6月発売。「スーパードッチーモ」。ストレート式、カラー液晶。
N821i
2000年7月発売。「スーパードッチーモ」。デュアル端末である事以外はN502iによく似ている。
P821i
2000年9月発売。「スーパードッチーモ」。ストレート式。NECによるOEMである。
N831
2000年2月発売。mova部分はぷりコール対応、それ以外はN811と同じ。

注釈

  1. ^ 後に、マイクロタックと同じボディのデジタルムーバM(TZ-821・MT-811)も発売された。
  2. ^ 端末を共同開発した4社のうち、NEC・富士通・三菱電機の3社はいわゆる「電電ファミリー」の一員となっている。
  3. ^ 京セラと共に第二電電の設立母体であったことから間接的にDDIセルラーグループと関係があり、ソニーの携帯電話事業はDDIセルラー向け端末が主力となっていた。一時期、NTTドコモ向け端末の開発を休止していたことがあったが、その間もau向け端末は引き続き開発・販売していた。

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