ピアフ【PIAFS】
PIAFS
読み方:ピアフ
PIAFSとは、PHSを利用するデータ通信用の標準プロトコルのことである。PIAF(PHS internet access forum)によって1996年に策定された。
携帯電話などのデータ通信方式として一般的に用いられているパケット通信方式がひとつのチャネルを共有するのに対して、PIAFSでは通信チャンネルを一人のユーザーが占有する。このため接続・利用に際してはパケット通信方式よりもコストがかかるが、速度の安定したデータ通信を行うことを可能としている。
PIAFSは現在、PHSサービスの中でも主にデータ通信サービスなどで利用されている。PIAFSによるデータ通信を提供している事業者としては、WILLCOMなどがある。
参照リンク
データ通信方式 - (WILLCOM)
Personal Handyphone System Internet Access Forum Standard
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PIAFS(ピアフ、Personal Handyphone System Internet Access Forum Standard)は、PIAF(PHSインターネット・アクセス・フォーラム)によって策定されたPHSのデータ通信標準規格である。利用上は、有線区間が固定電話回線に依拠するため、無線区間も含めて回線交換方式を基本とする。
- PIAFS1.0:ギャランティー方式32Kbps。
- PIAFS2.0:ギャランティー方式64Kbps。
- PIAFS2.1:ベストエフォート方式32Kbps/64Kbps。32Kbps通信と64Kbps通信を動的に切り替えることができる。
- PIAFS2.2:ベストエフォート方式32Kbps/64Kbps。PIAFS2.1をベースに、PHS端末間同士での64Kbps通信を可能にするために拡張されたもの。
となっている。なお、プロトコルオーバーヘッドから、正確な実効理論値は32Kbpsの場合29.2Kbps、64Kbpsの場合58.4Kbpsとなる。実利用環境についてはエラーの発生による再送(4TCHスロット=1PIAFSフレーム)などさらに落ちうる。
ウィルコム(旧DDIポケット)の「AIR-EDGE」のパケット通信についてはPIAFS策定事項には含まれていないが、2004年に国際展開を目的として同社がライセンス契約による仕様公開をした。
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