8x22mm南部弾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/10 08:17 UTC 版)
価格
1939年(昭和14年)8月当時、十四年式拳銃実包の生産コストは、紙箱付きで10,000発生産した際に、390円であった[5]。
現在
十四年式拳銃や九四式拳銃の少なからぬ数が、戦後米国の拳銃市場に出回った事や、一部の機関短銃が戦場で連合軍兵士に鹵獲され、戦利品として母国(主に米国)に持ち帰られた事などにより、現在でも8x22mm南部弾の需要は少数ながらも存在し続けている。2000年代初め頃まで、米国ミッドウェイ社やカナダのOld Western Scrounger社などの小規模なガンショップの手掛ける実包が製造されていたが、現在では製造を終了しており、コレクター達は専ら市場在庫やハンドロードなどにより実包を入手している。新品の.320口径弾頭と薬莢は米国HDS社から現在でも販売されている。
使用銃
拳銃
短機関銃
脚注
参考文献
- 佐山二郎『小銃 拳銃 機関銃入門 日本の小火器徹底研究』(新装版)光人社〈光人社NF文庫〉、2008年12月。ISBN 978-4-7698-2284-4。
- 陸軍技術本部『26年式及南部式拳銃射撃表送付の件』大正11年8月。アジア歴史資料センター C02030552600
- 『14年式拳銃取扱法』昭和6年6月。アジア歴史資料センター C01006514100
- 陸軍造兵廠『兵器臨時定価、予価、表送付の件』昭和14年8月。アジア歴史資料センター C01004699100
- “Nambu World Ammunition & Reloading Page”. Nambu World Ammunition & Reloading Page. 2011年7月9日閲覧。
関連項目
- ^ a b 陸軍技術本部 1922.
- ^ a b 佐山二郎 2008, p. 197.
- ^ a b 『14年式拳銃取扱法』 1931, 第三章.
- ^ 九四式拳銃 - 25番
- ^ 陸軍造兵廠 1939.
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